Cormac Begleyをゲストに迎えての音楽会。多くの人に集まっていただいて感謝いたします。
やっぱり父親譲りのすばらしいミュージシャンでした。もう多くは書きませんが、僕にとっては本当に胸が痛くなるくらいの感動でした。
13年ほど前に彼の父であるブレンダンと初めて会った時にはまだ高校生だった彼がこんな風に成長していて嬉しかったです。
そして、コンサートが終わった今も希花にコンサルティーナを教えてくれています。彼が父親や、親族から習ったように…。
本当はもう少しいろいろな処に連れて行ってあげたいのですが、採算のことを考えるとなかなかそういうわけにもいきません。
それは僕らの責任でもあるのですが、果たして日本でアイリッシュ・ミュージックをやっている人達がどれだけ興味を示すかどうか分からない、というところもあります。
これこそが本物のアイリッシュ・ミュージックなのですが…。
今日、来ていただけた人達には分かってもらえていると思いますが、本当に涙が出てくるような演奏だったと、僕は思います。
彼のような人をもう少し遠方の方たちにも紹介できるようなバックグラウンドを僕らもつくらなくてはいけないですね。
言葉では言いあらわせないくらいの感動を与えてくれたCormac に感謝すると同時に、今日、足を運んでくださった皆さんに感謝いたします。
翌日24日は溝の口のバードランドにて、ワーク・ショップ。
沢山のコンサルティーナがその演奏者たちと共に集まりました。この国にもこんなにあるんだ、という不思議な感覚でした。
常にお腹を空かせているコーマックも、とても生真面目にワーク・ショップに精を出してくれました。
集まっていただいた皆さんに感謝いたします。
2月26日 朝早く。無事、次の公演地、香港に飛び立ちました。アイルランドの風と大地と波の音、その自然を運んできてくれたCormac。
夏にはまたアイルランドで元気な姿を見せてくれるだろうし、いつかまたこの地をふませてあげたい。大きく手を振る彼を、そう思いながら見送りました。