Mareka & Junji in 三島

今回の三島の会を主催してくれたのが、去年、下田のスパイス・ドッグで僕らとジョン・ヒックスの会を開いてくれた有馬君。

彼は古い友人というか、古くからの仕事仲間でもありました。整体師としての経験も長く、時々揉んでもらうのですが、それはそれは気持ちいいのです。

それはともかく、頑張って沢山の人を集めてくれました。サウンドも前回と同じ桜井君。とてもいいギター職人であり、気持ちのいい好青年で、いい音を作ってくれます。

ステージのバックに吊ってあった看板は、“いくさん”が仕事の合間をぬって作ってくれたもので、素晴らしいものだったのですが、本人は「いやいや、もっとちゃんと作れたはずなんだけど」と盛んに謙遜していました。でも僕も希花もとても気に入っていましたよ。

三島でのコンサートは初めてなので、やっぱり見るのも聴くのも初めての人が多いだろうな、と思いきや、いちばん前の席には秩父の高見さんや、奈良の谷口さんのにこやかなお顔がみえて安心した。

随分お久しぶりのお顔も見えたし、もちろんそれでも初めての人が圧倒的に多いようだった。

しかし、僕らの演奏するエアーなどはアイリッシュという音楽を知らない人達にも充分喜んでもらえる自信がある。

それと、とことん力強いトラッド・アイリッシュがあって、誰でも知っているフォーク・ソングとブルーグラス。

希花もフィドルにハープにコンサルティーナに、大活躍してくれる。初めての人も、もうずいぶん長いこと僕の音楽を支持してきてくれている人も、今のデュオのかたちは気に入ってくれていると思う。

なんといっても僕自身が、今、一番人々に聴いてほしいかたちで演奏できるのだから、こんなに幸せなことはない。

そんな気持ちを汲んで、アルマジロ君(有馬次郎君)がコンサートを主催してくれるのだから、僕らもその心意気にこたえなくてはいけない。

三島ではまた近いうちにできるかもしれない。旧友、アルマジロ君をサポートしてくれるみなさんに僕からもお礼を言います。本当にありがとう。

コンサートが終わってから、少しだけアイリッシュ・パブ「ギグル」に寄らせていただきました。

マスターの村松さん。コンサートにも来ていただいて、そしてビールもご馳走して頂いて、素晴らしいバンジョー・プレイも聴かせて頂きました。有難うございました。

これからもトラッド・アイリッシュを三島に広めていってください。

アルマジロ、有難う。

撮影 谷口 まさきさん