天気予報は昼から雨。それが、このところずっといい天気なのに、この日曜日だけ何故か雨、という信じられない予報だった。
しかし、ふたを開けてみれば、全く雨には降られなかった。それどころか、薄日が差してまぁまぁの天気、ということができる。
早速バードランドの近くで花見。高見さんも一緒に川沿いに咲き誇る桜の花にしばし見惚れる。
去年、コーマック・ベグリーが桜の花を見て「これは1か月くらいは咲いているのか」と訊いていた。
「これは、ほんのちょっとの間だけ咲いて、はかなくもひらひらと散ってゆく。花の命は短くて…」分かるわけがない。
でも、意外と大自然の落とし子、分かったかもしれない。
なにはともあれ、美しい桜もまだまだこれから花開きそうだ。
ライブは、最近希花さんがよく聴いているブリタニ―・ハスのフィドル・チューンでスタート。彼女はカリフォルニア生まれのオールド・タイム・フィドラーだ。
そのまま、Limestone RockとHumours of Loughreaを続ける。曲名、その曲の成り立ちは僕にとってはとても重要なことだ。
自分の演奏する曲のタイトルや謂れを知らずしてアイリッシュ・ミュージックもあったもんじゃない。
常にそこは真剣に考えている。
次にBlowzabellaで覚えたAndy Cuttingの美しいワルツなどを演奏して、1部の最後はFather O’Flynn(Jig)からリール・セットへ。
このセットは希花さんならでは、という感じだろう。細い腕で弾きまくる。本人、最近奮起してジムに行き始めた。
まず最初に筋肉量を測ったら…本人に訊いてください。
2部はバンジョーとハープでスタート。次はフィドルとバンジョーでフォスターの曲。いくつかのアイリッシュ・チューンの後、久しぶりに「のばらと鳩」を歌った。そしてこれも久しぶりにMischief Annealを。
今日はアイリッシュ・チューンをメインに構成してみた。普段、あまり音楽会で演奏しない曲を中心に、ということだったがたまにはいいかもしれない。
なんとか僕の的外れなトークに対する、希花さんの鋭い突っ込みでみんなも楽しんでくれただろうし。
オーナーの藤森さんにもいつもお世話になっているし、今回、先日僕らの動画を撮影していただいた佐谷さんも駆けつけてくれた。
僕らも久しぶりにみなさんの前で演奏したが、こうして支えてくれる人たちに大いに感謝したい。
みなさん、本当にありがとうございます。