もうすでに10回目にもなる久保田さんのところだ。
こうして、演奏する機会を与えてくれる、久保田夫妻には本当に感謝している。
そして、今日も暑い。
このところ連日のように猛暑日というか、酷暑日が続いている。
しかし、久保田さんの木造のこの場所はなんとも気持ちがいい。
今回もそんなにきっちりしたセットリストは用意せず、ざっくりとした進行だけを決めてスタートした。
もうすでに良く知ったお顔がほとんどだったが、今日も初めての人が何人か来てくれている。
やっぱりそういう人達を大事にしなくてはいけないし、いつも来てくれる人達には少し違う出し物を、とか思うのでいつもながら悩みは多いが、何となくいい雰囲気に持って行けるのは、やはりみんなが久保田さんという人のお人柄を慕ってやってきてくれる人達だからだろう。
なので、2部のあたまは久保田さんにも唄ってもらう。
彼の良い声で「めぐりあい」を最初に聴いていただき「海に向かって」を。そして、彼がどうしても歌いたい唄「朝の雨」をデュエットで。
この人は本当に歌が好きだ。いや、歌だけではない。歌が、自然が、そして人間が好きなんだろう。
そんな久保田さんの唄が今日のメインイベント。
僕らは最後、久々に「Da Slocket Light」を演奏した。Tom Andersonが彼の故郷の過ぎ行く時代と共に消えてゆく灯りと、亡き妻との想い出をメロディにした名作だ。
今日も一日いい日を過ごさせていただいた。
終了後に久保田さんの奥さん、典子さんが手間暇かけて作ってくれた牛すじカレーをいただき、楽しい会話がはずんだ。
この暑い中、足を運んでいただいた方たちに感謝いたします。
そして、久保田夫妻、いつも温かく迎えてくれてありがとうございます。