2018年12月7日 カリフォルニア ベイビー 函館

前回この地を訪れたのは2013年だったので、約5年ぶりかな。確か4月の終わりから5月にかけて、とてもいい季節だった。

今回は雪ということも承知の上だったが、どうも今年は冬の来るのが遅いらしい。

ま、それはそれでフライトにも影響はないだろうし、と考えながら、やっぱりそこそこちゃんとした上着を着ていかなくちゃ、と、なんか冬は荷物もパンパンになってしまう。

今回は函館だけだったが、その内容は実に濃い。

カリフォルニア ベイビーの柴田さんが希花さんとずっとフェイスブックで繋がってくれていて彼の人柄に惚れ込んでいたところに、「是非ここで」と打診をうけ、二つ返事で決まってしまった。

そういえば、初めてお会いした時も、美味しいお寿司という言葉にひかれて二つ返事で付いていったなぁ。

今回は僕と希花とアレックの3人。

始まる前から懐かしいお顔をいっぱい見ることができた。40年以上も前、函館労音でお世話になった方も来てくれたし、前回の函館でお世話になった方も、ずっとナターシャーセブンを愛してくれた音楽好きの方達も、もちろん柴田さんも含めて。

そんな中で気持ち的にも暖かい音楽を演奏することができたと思う。

雪が降るのが遅かったこの町も、僕らが着いた晩からすっかり真っ白になっていた。

でもやっぱりカリフォルニア ベイビーの中は熱気がムンムン。

終了後もみんなで沢山唄って楽しい思いをさせていただいた。

最後に柴田さんとのデュエットで「天国のバラ」

本当はもっともっとゆっくりしたかったが、降り積もってゆく雪のことも心配だし、みんな歳だし、10時過ぎにお店を出ると辺り一面真っ白。

この景色には慣れていないアレックはさすがに靴を履いてきた(いつものサンダルではなかった)ので良かったが、足元がおぼつかないようだった。確かに全て雪に覆い尽くされてしまったので、どこがなんやらさっぱりわからない。

希花さんは懐かしい雪景色に終始うっとり。ここが故郷ともいえる彼女にとってはそれだけではない。バイオリンを始めた土地でもあるのだ。

そして今年、アイルランド滞在中に聞かされた恩師の訃報。そんなこともあって今回は彼女にとっても特別の函館なのだ。

僕にとってもむかしから最も好きな街だったので、こうして柴田さんとめぐり会えたことやこの地に住む仲間たちと再会できたこと、そしてまた新しい友達が出来たこと、本当に嬉しいことばかりだ。

みなさん、本当にありがとう。暖かい皆さんのお気持ちは決して忘れません。

どうかカリフォルニア ベイビーと皆さんがいつまでもお元気でありますように!