2019年6月30日 夢みるパサリ

 

一年も半分過ぎてしまう6月の最終日。日本全国雨模様という天気予報だったが、どうしてどうして、朝から全く降っていない。曇ってはいるが…。

そして道中も時折陽が差すくらいの安定した天候だ。

例によってパサリの素晴らしい庭が見えてきた。ラベンダーが咲き乱れる庭だ。

こんな日もいい。もしカンカン照りだったら散歩するのはしんどかったかもしれない。

それにしても美しい場所だ。

今日も黒澤大二郎さんと泉さん、彩さんと彩さんのご主人、ゆーじ君(どう書くのか訊かなかった。失礼)それに番頭さん(戸矢さん)みんな輝いている。

続々と来てくれるお客さんもみんなそれぞれに輝いている。

そんな彼らのお顔を見ると、ここはひょっとして土砂降りでもいいような気がするが、取りあえず晴れて良かった。

久々の二人だけの演奏。それはそれでもう10年近くもやってきているし、ここではアイルランドでの演奏のように、自分たちの音楽を自然に演奏することでみんなが喜んでくれるので僕らもうれしい。

最初はバンジョーとフィドルで始めて徐々にアイリッシュに突入。

いろんな話をして、みんなと唄ったりしてあっという間に2時間越えてしまう。

演奏する曲を選ぶのは大変だ。あれもこれもあったなぁ、といつも後で思ってしまうが、実際にみんなが聴いて、面白いとか美しいとか、かっこいいとか、そういうものがやっぱり必要だ。あまり渋すぎてもいけないし。

今回新しいものとしてはPolly Put the Kettle On をバンジョーとフィドルで演奏した。

これはナターシャーセブンが「やかんを持ってきて~♪(だったかな)」と唄ったあの歌の別バージョンだ。ColumnのIrish Musicその149に詳しく書いた。

締めくくりは大二郎さんの唄とバンジョーでMy Rambling Boyを一緒に。

コンサートもみなさんのおかげで無事終了し、また美味しい食事をいただいて話が弾んでしまった。

様々な観点から音楽について、また、これからのパサリについて、話は止まるところを知らない。

とに角素敵な人達だ。最初にお会いした時、泉さんが言っていた「分かち合い」という言葉を今回も聞かせていただいて、ずっと変わらぬ姿勢で頑張ってきている姿にたくましさと美しさをまた感じてしまった。

みなさん、これからもゆったりとご自身のペースで続けていってください。

僕等も皆さんを見習って進んでいきます。

集まっていただいた皆さんにも感謝いたします。どうもありがとう。

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