2019年7月19日(金)函館

ここのところ東京も随分涼しい日が続いていたが、やっぱり北海道。近年は恐ろしく暑い日があったりする、ということもあるらしいが、今回はひんやりしていた。

7か月ぶりの函館。前回は真っ白な雪に覆われていた。今回は…函館山が霧に覆われていた。

前回お世話になったカリフォルニア・ベイビーの柴田さん、そしてバイタリティー溢れる女性、米田さんが力を貸してくれて「はなび」という素敵なお店でのライブ。

彼等が頑張って多くの人を集めていただいたせいか、満員御礼。皆さんの熱い心が始まる前からこちらにも届いていた。

Si Bheag Si Mhorから入り、急に希花さんがHandsome Young MaidenのセットとFox をやろうと言い出した。

ここ数ヶ月弾いているのを聴いたことが無い曲だ。よくスラスラと弾けるものだ。

そんな感じで始まったらもうこっちのペース。リクエストのあったMountains of Pomeroyやサリーガーデン、Foggyなんかも飛び出した。皆さんも一緒に唄ってくれたり、拍手喝采の場面があったりで大盛り上がり。

今回の新しい試みはKrieslerの Plaeludium and Allegroをギターの伴奏で希花さんが本格的に弾くというものだった。途中からアイリッシュ・チューンMaster Crowleyのセットに持って行くものだが…。

何といってもこの函館でバイオリンと出会った、と言っても過言ではない希花さん。

この楽器の真の楽しさを教えてくれた先生に出会えたのもこの函館。

本当の意味での故郷と言えるかもしれない。転勤族の娘だったので故郷という概念は薄いが、やはり強いて言うならばここ函館だろう。

僕もナターシャー時代から大好きで良く訪れた街だ。

ちょうどサンフランシスコのような坂があって、大都会でもなくサイズもいい感じで、この街が大好きだった。

また、本当に長年の友のような気がする柴田さんとも一緒に1曲歌った。

そしてJewish Reel で大盛り上がり。最後はみんなと一緒に「別れの唄」

皆さんの温かい心、そしてにこやかなお顔がこの街の素晴らしさを表しているようだった。

今回、少し時間を取って函館山にロープウエイで登ったり(霧で真っ白だった)トラピスト修道院へ行ったり、ラッキー・ピエロに行ったり、勿論カリフォルニア・ベイビーのコーヒーショップ版、オリエンタル・キッチンに行ったり、米田さんの美味しいコーヒーをいただきにいったり、昔からの友人(労音のメンバーだった)の経営する美味しい日本酒のお店に行ったり、良い思いを一杯させていただいた。

柴田さん、米田さん、そしてお仲間の皆さん本当に有難う。

それでは僕等、すぐにアイルランドに旅立ちます。

みなさん、どうかお元気で。そして是非またお会いしましょう。

足を運んでいただいた皆さんにも感謝いたします。