世屋高原、しおぎり荘のラストランから始まった、約8か月ぶりの音楽会。
思えば2012年の9月15日からお世話になっているしおぎり荘も今回で締めくくりだが、また来年、場所を変えて…というお話もチラホラ。
それはともかくとして、極上の天気に恵まれた世屋高原では、ラストランということもあり、もうすでに家族のような方達が沢山集まってくださった。
勿論、今回は特に対策を考慮していただいての会だったので、主催者側の気苦労も、また来ていただく方々の気苦労も大変なものがあっただろう。
マスクを付けたままだと、多分顔に当たる音が耳にも伝わってくるのだろうし、良く聴こえない感があるので、演奏の時だけはマスクを外させていただき、話す時はまた付ける、といった進行を心がけてはいたが、これがなかなか難しく、結局、楽器で口元を隠したり、歌う時には出来るだけ口を開けずに小声で歌ったり、という風に音楽会を進めていった。
何もかもが変わってしまった2020年。
でも考えようによってはある意味別な観点から印象に残った最後の世屋高原だった、と言うことが出来るでしょう。
本当に出来るだけ早く「あ~、あの時の世屋高原…」なんて言って、みんなでまたお話ができればいいな、とも思う。
主催者の方が椙谷さんから、原田さんに引き継がれ、変わらず僕らの音楽を愛してくれていることはとても嬉しいことです。
世屋高原しおぎり荘での皆さんの笑顔はいつまでも忘れません。
お料理を作っていただいた厨房のご婦人たちにも感謝です。
ここではみんなが家族のようでした。
22日は一路、鳥取へ。
主催者の武部夫妻が、前日のしおぎり荘から、僕たちを鳥取の鹿野町まで連れて行ってくれました。
ここでも長きに渡ってお世話になっています。
音楽会はもとより、ここの方達のおもてなしがいつも嬉しいのです。
そのためにもいい音楽会にしなければいけない、という気持ちが強くわいてくるのですが、皆さんに楽しんいただけただろうか、という事はいつでも気になるところです。
今回は2日間、この状況を乗り切るための心構えみたいなものを希花さんが伝えてくれたことは皆さんにもいいメッセージとなったことでしょう。
そしてこの鹿野町の方達も本当に音楽を、そして人間を大切にしてくれる方達です。
それが本当に自然に当たり前のこととして身にしみついている。
政治家のみなさん、彼らを見習ってください、と云いたい。
土橋さん、カレー美味しかったです。もっとお腹が空いていれば、或いはもっと若かったらもう少し食べたかったけど、無理は禁物。後ろ髪をひかれる思いでお皿を返しました。
皆さんのお心遣いでコンパクトに収めていただいた打ち上げでも、お料理は極上のものであったし、また食べ過ぎてしまった。
でも生活習慣病には気を付けないと。
どこに行っても皆さん、そこそこのお歳ですから。
本当に充実した2日間でした。
企画していただいた皆さんと、そのお仲間の方。
そして、足を運んでいただいた方達、その全ての方達がこれからも幸せに暮らすことができますように。
そして、また、笑顔で握手ができるようになりたいです。
皆さん、どうも有難う。