今年はこのサウンドタムで始まった。1月18日。まだこんな年になるなんて想像もしていなかったけど、彼の国ではすでにとんでもないことが起こっていたんだなぁ。
あれから1年にもなろうとしているけど、なんか遠い昔のような気もせんでもない。
天気も上々。暖かい日になった。
少し早い目に着いて、コーヒーをいただき、万全の感染対策の中サウンドチェック、と云えどもほとんどやることもない。
お互いもう分かっているので早くに決まってしまうが、今日は初めてマイクロフォンを使って1899年のマーチンを弾くことになっている。
サウンドマンにとっては、このボロボロのギターが過ごしてきた121年の音を、マイクロフォンを通してどのように表現するかが楽しみのひとつでもあるはずだ。
1部は普通にいつもの感じでMidnight on the Water / Grey Owlのセットで始めた。
アメリカンチューンとフレンチカナディアンのセットだ。
そうしてアイリッシュチューンを演奏して、お話も沢山交えての45分ほど。
空気も入れ替えて、2部はいよいよマーチンギター。
これはdadgadではなくスタンダードチューニングでフォークソングをメインに。
そしてやっぱりチャップリン・イン・ニュー・シューズ。
どんな音を届けることができただろうか。
そして、バンジョーとハープで1年ぶりのクリスマスメドレー。
いくつか演奏して最後は今回の猫の写真集アルバムからGentle Light that Wakes Me /Keeping the Cats Happyで終了。
皆さんの温かい気持ちのこもったアンコールもいただいて約2時間。
集まっていただいた家族のような皆さんには本当に感謝しております。
今年ももう少しで終わろうとしていますが、どうか皆さんが健康でありますように。
このサウンドタム、タムちゃんも来年からは…来年のいつになるか分からないけど、普通に音楽が演奏できるようになる人達の手助けを今まで通り普通にやっていきたい、という気持ちで一杯でしょう。
その時まで皆さんも普通に明るく過ごしましょう。
考えてもどうにもならないことはできるだけ考えずに、どうにかなりそうな方法をみつけることだけを考えて、ゆったり過ごしましょう。
皆さん、良いクリスマスと良いお正月を。