恒例になったこのシリーズ。
年度末ということもあり、いつも特別な思いを持って出かけますが、今年は本当に特別な年でした。
そんな特別な年だったので、少しやり方を変えて、いつものようにセットリストを作って、というよりも、少しラフなスタイルで余り演奏したことのない曲も一杯やってみようなどと考えて出かけました。
そんなことで、最近出会った1899年製のマーチン0-21も持って行きました。
といっても、今の僕のいつものスタイルには合わないギターなので、いくつかのスタンダードチューニングにおけるフォークタッチのものを歌い、演奏する、というものです。
終了後に皆さんに持ってもらったのですが、その誰もが「軽い!」と驚きの声を発生するくらいに乾燥しきったものです。
そんな珍しさも含めて、今回は希花さんもいつも持って行くハープではなく、マンドリンを持って行って数曲弾きました。
そのようにして進めた今回のツアー。
静岡の友人たちもみんな元気だったし、きっと暖かい気持ちになって帰ってくれたことだと思います。
京都では進ちゃんが来てくれました。
この春、一緒に、という話もなくなってしまったので、今回無理を言って来ていただきました。
やっぱりギターが入ってくれると演奏に幅が出るし、彼の存在自体がより演奏を深くしてくれる。
本当に良い子だと思う。そしてそれこそがいいミュージシャンである証なんだろう。
ありがとう、進ちゃん。
そして、特に今回のような大変な時期に、この会の為に、また、様々なミュージシャンの為にお店を続けてくれている静岡の岩堀さん、京都の広瀬さん、本当に有難うございます。
希花さんも言っていたけど、
もう、コロナが無くなることはあり得ないことだし、いつの日かワクチンや治療薬が出来て、「又、コロナの季節になったね」と普通に会話できるようになることをねがっているし、そんな時まで元気にお店を続けてくれることが、お店を愛している人たちの免疫力につながっていくような気もする。
そんな想いを持って、人としてみんなの心に寄り添って頑張ってくれている彼らには本当に頭が下がるし、感謝以外の何ものでもない。
全く人に寄り添わない政治家とは大違いだ。
2021年、どんな年になるか分からないけど、どうか皆さんにとって健康で良い年になりますように。2020年がもうじき終わります。