動物フェスティバル 2012年10月14日
天気予報では晴れる予定だったけど、小雨がパラつくうっとうしい天気になった。
究極の晴れ男の伝説、やぶれたり、っていうか(若者みたい)最近の天気予報が当たる確立は昔にくらべて格段の差があったはずだが。
おかげで、動物と遊ぶことを楽しみにしていた希花さんも少々不機嫌気味。
コンサート自体は屋内だし問題はないけど。
さて、今日僕は95年から使っていたローデンを持ってきた。
このギターの製作家のジョージ・ローデン氏が、もう一度同じモデルを作るために僕のギターを貸し出していたものが戻ってきたからだ。
このギターがアイリッシュ・ミュージシャンとしての僕を育ててくれたんだと思う。
トップがスプルース、サイドとバックがインディアン・ローズウッドのとても甘い音がするギターだ。動物とは全く関係ないが。
ところで、僕も希花も都会育ち。あまりワイルドな生活には縁が無い。僕の親父は陸軍少佐だった頃、愛馬にまたがっていたらしい。そして無類の犬好きだった。そういえば猫も家には必ずいた。
都会暮らしだと動物というのはせいぜいそんなものだろう。そういえば、にわとりもいたなぁ。あれ、時には食べていたのかなぁ。それとも卵を得ていただけだったのかなぁ。そんないい加減な記憶しかない。
希花のほうは、転勤族の子供であったし、いわゆるペットというものが飼えなかったようだ。
それでも無類の猫好きで、あるときから触りすぎてアレルギーをもらってしまったそうだ。
また僕のほうの話に戻るが、親父は毎朝5時頃起きて、愛犬を連れ、自転車に乗ってテニスコートに出かけていた。
休みの日には川に連れて行き、洗濯石鹸でごしごし洗っていた。今では考えられないことだが、沢山の子供たちが見物していたものだ。
歴代の犬たちはそうして常に可愛がられていた。
親父の最後の犬はジャイアンと名づけられた柴犬だった。過去にいなかったほどのわんぱく犬だったが、2年ほど可愛がられたある晩、親父が亡くなった。
いつものように鎖に繋がれたジャイアンだったが、夜中にいなくなっていた。そして2度と戻ってこなかった。
動物に関するエピソードはいっぱいあったかもしれないけど、特にそういったことを強要することなく、僕らの音楽を後押ししてくれた、獣医の菊池さんをはじめ、コンサートのために一生懸命用意をしていただいた方たちに感謝します。
歯科大学という場所で、獣医さんに囲まれた医学生の内藤希花、なかなかに面白い組み合わせでした。