Mareka&Junji in三島

9月28日、土曜日、天気は上々。数日前からやっと秋らしくなってきて、今日あたりは富士山も、その雄大な姿を見せてくれるに違いない。

恒例のアルマジロ君の主催してくれる今回のコンサートでは、地元のアイリッシュ・パブ“ギグル”のメンバー、そして、僕が高校時代に一緒にフォークソングを歌っていた“はまちゃん”こと濱野君もオープニング・アクトを務めてくれる。

それにたけちゃん、高見さん、北向さん、谷口さん夫妻、綿貫さん、村松さん、古川さんがずいぶん遠くからきてくれるし、静岡でコンサートを主催してくれた岩堀さんもかけつけてくれるようだ。

たけちゃんは僕等の“ファンの集い”を立ち上げてくれて、これからもいろいろヘルプしてくれるようだし、アルマジロ君とも初めて対面する。

まず、三島でたけちゃんと合流してから食事をして、すっかり彼等は意気投合してくれたようだ。

たけちゃんの満面の笑みはみんなを幸せにしてくれる。

この日の始まりは6時半。まず、アルマジロがマジシャンのような格好(いえ、本人は、ジョン・ハートフォードのつもりだろう)をして登場。司会のついでに一曲。いや、一曲のついでに司会か…。

そしてギグルのオーナー、村松君牽いる5人のメンバーのご機嫌なアイリッシュ・チューンからスタート。

そして“はまちゃん”の渋いフォーク・ブルース。はまちゃんとは一緒に“テネシー・ワルツをやって、それから僕等とバトンタッチしてもらった。

音響はいつもの櫻井君。ギター製作家としても優れた腕を持つ人で、彼の造るヴォイジャーギターは、次回の大阪でのサウンドメッセにも出品すると言う事なので要チェックだ。

僕等はHector the Heroから、ニュー・アルバムThe Ramblerのトップ曲The Ramblerのセットでスタート。

季節もちょうど良いので、小さい秋みつけた、なんかもチョロっとバンジョーで。久々にMischief Annealもやり、ニュー・アルバムからShe’s Sweetest When She’s Nakedそして“おわいやれ”など、全12曲ほどを聴いていただいた。

僕等としては、とっても喜んでもらえたと思うけど、それもこれもアルマジロ君の、そして彼を支えてくれているスタッフたちのおかげだ。

村松さん、古川さんなどは遠方からコンサートを聴きに来てくれているにも関わらず、受付まで手伝ってくれた。

後片付けまで顔見知りのお客さん達が手伝ってくれるし、僕等は本当に恵まれていると思う。

この日、コンサートに足を運んでくれた全ての人に感謝。

 

ところで、前日、良く晴れていたのだが、富士山は少し雲がかかっていたので、今日は帰りにアルマジロ君が富士山に連れて行ってくれる、という。そして、そのまま東京まで送ってくれるのだ。

朝はたけちゃんと一緒にコメダ珈琲で食事。愛知県発祥のコメダ珈琲はたけちゃんにとって別宅のようなもの。

めいっぱいのものをオーダーして、トイレにいくようなふりをして支払いを済ませる。その気づかいと早技はさすがなものだ。

いつか恩の100倍返しをしなければ、と、ずーっと思っている。今でしょ!といわれてもまだ無理かもしれないので、たけちゃんには長生きしてもらわないと。その前にこっちも、か。

たけちゃんとはここでお別れ。そして彼は浜松での仕事に向かって去っていった。僕等は、いざ、富士山に向かう。

5合目まで来ると雲海が眼下に見え、頂上が手に取る様に見える。写真 また、絶好の快晴だ。こんなに美しい富士山を、こんなに近くから見ることは今までにもなかったことだ、とアルマジロ君くんとパートナーの“いくさん”(コンサートでのステージ上の看板を製作してくれた人)も感激。

僕も静岡生まれなのにこんな光景は初めてだし、希花さんもあまりの美しさにはしゃぎっ放し。

しばし世界遺産を堪能してから、あれだけ食べたのにあろうことか、アルマジロ君が美味しいうどんを食べに行きましょう、と言って、なんだかすごい山の中にある素敵なうどん屋さんに連れて行ってくれた。

コンサートをして、こんなにいい思いをさせていただいて、本当にいいんだろうか?とつくづく考えてしまうが、こんなにいい人達に囲まれているのだから、これからも進化しながら続けていこう、と心に誓いながら、帰路に就いた。

明後日にはいよいよニュー・アルバム“The Rambler”ができあがってくるはずだ。よほどの天変地異が起きない限り。

これからもよろしくお願いします。写真(1)