Mareka&Junji 岡山~愛媛~香川~徳島

またまた晴れ男全開の旅。と言いながら、いろいろ助けていただいた皆さんのおかげであることも確かだ。

今回は京都産業大ブルーリッジ・マウンテン・ボーイズが誇る後輩バンジョー弾きである木内君が一肌も二肌も脱いでくれた。

彼の計らいで、こちらも岡山を代表するブルーグラッサー、磯山さん夫妻を紹介していただき、とてもいい時間を過ごすことが出来た。

お昼はセルフの定食屋で、あまり美味しそうだったのでついつい軽く千円を超えてしまった。このお店の常連である木内君曰く「素人は必ず千円こえてしまう」そうだ。

コンサートでは岡山のアイリッシュ演奏家たちとの楽しいセッションも実現した。これも磯山さんの心憎い計らいのひとつだった。
山本さん、桐山さん、宮尾さんを始め、バウロン、ティン・ホイスルの方(すみません。お名前を聞いたのですが)みなさんありがとうございました。

遠くからもいっぱいの人に来ていただいて本当にありがとうございました。

あたらし屋のみなさんもありがとうございました。

 

木内君の、一見顔に似合わないおとなしいドライブで、いざ愛媛県の松山市へ。ここには星野監督によく似た清水さんがいる。バンジョー弾きであり、気象予報士であり、その他多くの肩書を持ち合わせた、バイタリティーの持ち主としても星野監督を思わせる人だ。

彼は自身の奥さんのことを講釈夫人と呼ぶ。僕が呼び始めたという噂もあるが、僕としては彼から聞いたような気がする。

いずれにせよ、講釈の夫人だから彼が講釈なんだろうか。ま、いいや。とに角彼が、この音楽を聴いたことのない人達にも是非聴いてほしい、と云うことで多くの人を集めてくれた。

常日頃彼は言う「むかしはむかしでいい。でも、今の、Mareka&Junjiとしての音楽をみんなに聴いてほしい」それは本当に嬉しいことだ。勿論音楽会のなかでは昔のものを全くやらないわけではない。しかし、「今」を大切に感じてもらえる人を増やしたい、という彼の思いは僕らにとっては幸せこの上ないことなのだ。初めての僕らのために、騙されながらもやってきていただいたみなさん、ありがとうございました。

OWLのマスターである高橋さんにも感謝です。

終わってから清水さんが張り切って「希花さんに美味しいものを食べていただきたい」ということで連れて行っていただいたお店は、もう言葉が出ないくらいのお魚料理で、スペアーのほっぺたが必要だったくらい。次から次へと見たこともないほどの新鮮なお魚が登場。そのたびに講釈炸裂で本当に楽しい時間でした。写真 (5)写真は宴の後。

講釈ご夫妻、いや、清水ご夫妻に感謝。

 

またまたいい天気で、一路木内家へ。今日は木内君の家に泊めてもらう。香川の志度というところに位置する彼の家は、昔ながらのおおきな家で2階からすぐそこの港が見えて、思わずマドロス気分に浸れそう。

窓越しにそよぐ風が気持ちよく、畳の間でコロンとするが、希花さんが散歩に行く、と言って出て行った。しかし、3分ほどで戻ってきたので「本当に3歩か」と言ったら「大きなゴキブリがいたから怖くてかえってきた」という。写真 (3)

木内君と二人で「それはフナ虫じゃぁ!」

そんなこんなで、今日は高松のSO NICEというジャズ・バーでの演奏だ。バンジョー弾きの淀屋さんがいろいろPAのこととか考えてくれたが、彼も生音でできるんじゃないかな、と言ってくれたのでアコースティックでやらせてもらった。

結局それはとても良かったように思う。来ていただいたみなさん、噛みつきそうな位置で聴いていただいたみなさん、ありがとうございました。

オーナーの河西さん、ありがとうございました。

 

朝、目が覚めると木内君もごそごそとしていた。7時くらいから二人でセッションが始まった。

バンジョーの音のなかで寝られる希花さんはやはりまだ若い。

9ポンド・ハンマー、ブラックベリー・ブロッサム、ダーク・ホロウ…次から次へと出てくるがやっぱりブルーグラスはスポーツだ。

ちょっと間が空いて話していると突然木内君のいびきが聞こえてくる。ほんの1分ほどだが。可哀そうに、相当疲れているのだろう。

それでも、ハッと起き上がって、ハート・エイクスなんかを弾き出す。

そうこうしているうちに希花さんも起きてきて、今日は時間があるのでフナ虫ツァーに行こう、という話がまとまった。

3人でフナ虫や鳥や、魚を見て、心地よい風に当たり、お昼ご飯に木内君御用達のローカルな海鮮屋さんに行った。写真 (4)

港を眺めながら、絶品のお刺身をつまみ、リラックスしてから一路徳島へ。

徳島はおなじみ「とら家」この土地でずっとミュージシャンのサポートをしてくれているとらちゃんのお店だ。

いつでも、自分のできることを精いっぱいやって生きてゆこうという姿勢が見えて、とても心の大きいひとだ。

沢山の仲間に囲まれて、今日も多くの人に集まっていただいた。随分懐かしい人にもお会いした。徳島に「とら家」がある限りこの町は大丈夫だ。とらちゃん、よろしくお願いします。

そんなこんなで、今回の岡山、四国ツアー、とらちゃんの企画と、木内君のメインサポートに大感謝でした。

各地のみなさん、本当にありがとうございました。