Mareka&Junji 法然院、そして「よいよいよい祭り」

6月14日、この時期の京都にしては涼しい。それに、雨も降っていない。またまたしつこいようだが、晴れ男全開だ。

今日は多くの人達が集まってくれるということなので、音響も用意してもらうことにした。古くからの友人、そして多くのミュージシャンの音響を手掛けてきた、京都が誇る男、とくたけ君(とくさん)にお願いした。

売れっ子の彼にとっては少しばかり急過ぎたが、無理やりスケジュールを調整していただいて素晴らしい音を作ってくれた。法然院2

Si Bheag Si Mhorから入り、Acrobat HornpipeとBoys of Ballysadareまでいくと、もう、とくさんらしい音が会場を包む。

演奏する側にとって、自分の出した音のいいところを最大限に引き出してくれる音響屋さんがいることは本当にありがたいことだ。
(写真提供:谷口眞樹さん)

「この想い」を唄って、ハープにのって「悲しくてやりきれない」を唄う。後、数曲演奏してから休憩へ。

前回は2月。みなさんも寒さやらトイレやら、正直音楽を聴くような気持になれなかったかもしれないが、今回は実に気持ちのいい日になった。

鹿威しの音が時々聞こえて(約31秒ごと)カエルの声が聞こえ、白い蛾が時々飛んで、心地よい風が入り上々だ。

今日は、珍しく自分で持って行ったGibson RB-250も弾いた。先日亡くなった宮崎君にはDeclanとOctober Rainを捧げた。法然院

驚いたことに、終わり近くになってTime in a Bottleを唄おうとした時、雨の音が聞こえてきた。それも割と激しい雨だ。

僕は自信を持って言った「皆さんが帰る頃にはあがっていますから」そして、その言葉通り、雨はあがった。

気象予報士になろうかな。いや、偶然はそう続かないことは分かっているが、それにしてもこの日も晴れ男の面目が保たれた。

最後にFor Ireland I Won’t Tell Her Nameを演奏して、みなさんとお別れ。こんな素晴らしい場所をミュージシャンのために開放していただける法然院に感謝。そして、足を運んでいただいたみなさんにも感謝します。

 

次の日は大きなホールでの「よいよいよい祭り」ゲストの山本コータローさんは、随分昔からいろんな会場でご一緒したことがあったが、ステージ上、一緒に立つのは初めてかもしれない。

こちらのコンサートについてはどこかで紹介されるだろうし詳しくは書かないが、北山さんのお話しに感動することは毎度ながら、今回は特に素晴らしかった。

それと、終わってからの食事の席で山本コータローさんとゆっくりお話しできたことはとても印象に残っている。やっぱり熱い心を持った少年のような人だった。

 

後、18日に中川イサトさんと前橋の妙安寺に行ってから、僕らはアイルランドに向かう。