2014年10月18日 三島

三島はいつもの有馬次郎君の主催で行われたコンサート。静岡に近い、ということで、静岡でのコンサートの主催者、岩堀君も駆けつけてくれた。

それに今回は初代ナターシャ・セブンのマンドリン弾き、金海たかひろ君もマンドリン片手に来てくれた。

マンドリンはいいなぁ。小さくて。

PAはいつもの櫻井君。音響は大変だなぁ。重たくて。いや、金海君は重たいが…。何はともあれ、いつものように沢山の人がお手伝いをしてくれて無事開演。

先ずいつもの三島Giggleの村松君率いるメンバーがポルカで会場をわかせてくれた。そしてジグのセット。真面目に音楽に取り組んでいる彼らの姿がとても好きだ。

僕らはその後を継いでIsland of Woods/Coccinelleのアイルランドでも人気の高かったセットでスタート。

櫻井君はさすがにギター作りの名職人だけあって、音に対してかなり繊細な神経を持っている。良質のアコースティック・ギターを作る鋭い感性で音響を担当してくれるので、とても信頼がおける。

1部の最後はFather O’Flynn(Top of the Cork Road)/Crankin’ Out(JerryHolland)/Tommy’s Tarbukas(Alasdair Fraiser)/Crooked Road to Dublin(Coleman)のセットで希花さんに爆発していただいた。

若くなければ到底弾けないくらいのすごい爆発だが、こういう曲をよく若い人たちが、飛び跳ねて手拍子を強要しながら見るからに楽しく見せかけて弾くことがある。

それはそれでイベント好きにはいいのかもしれないが、そういう人たちはトラッドでもなんでもイベントにしてしまう。

僕にとってはとても恥ずべきことにしか思えない。

2部に入って、ここで金海君の登場となる。Day Break In Dixieで往年のプレイを堪能させてくれる。僕もバンジョーで必死に頑張った…つもり。

そしてそのまま「陽の当たる道」を唄う。更に懐かしい人にはたまらないだろう名曲Night Walkを2人とも久しぶりに弾いた。彼も、僕が突然お願いしたので、一生懸命練習してきたそうだ。

大学時代から、いや高校時代からの彼ともナターシャー時代の彼ともまた違った、渋いプレイを聞かせてくれた金海君に感謝だ。

そして希花さんも加わって3人でフォギー・マウンテン・ブレークダウン。

そのまま希花さんのハープ・ソロ。数曲やって最後にまたギグルの面々とセッション。アンコールはEaster Snow/Road to Errogie(Adam Sutherland)のセットで静かに終えた。

コンサートが終えて、多くの初めて聴いた方たちから涙がこぼれた、なんていうお話をいただいたのはとても嬉しかった。

僕も有馬君も高齢になってきたが、三島も恒例になってきたのでまだまだ元気でいなければいけない。

お手伝いしていただいた全ての方たち、遠くから駆けつけてくれた方たち、初めて足をはこんでくれた方たち、勿論、近いので来てくれた方たち、その全ての方たちに感謝いたします。

どうもありがとうございました。