2017年4月16日 Brian McGrath & Kanako Machida

ちょうどブレンダン・ベグリー来日の予定が出そろい始めていた頃、前々から良く知っていたゴールウェイに滞在するアコーディオン奏者のかなこちゃんから連絡があった。

ブライアン・マグラ―を連れて日本に行くけど、一緒に何かできるかどうかの打診であった。

大きいことはできないけど、ブライアンも僕は大好きなプレイヤーだし、かなこちゃんもひたすら頑張ってやっているし、何とか少しでも手助けが出来たらと思い、この日に至ったわけだ。

25℃を超える勢いの夏日になったこの日。雨が降るかもしれない予想も出ていたが、全然そんな様子もなくいい日になった。

先ず、ブライアンのバンジョーを聴いていただいて、というのも、アイリッシュのテナーバンジョーはまだまだ日本に於いて認識が薄いからだ。

勿論アイリッシュ・ミュージックに関わっている人たちの中では耳にしている人は多いだろうが実際に目の当たりにするということがなかなかできないものだ。

ましてや、ブルーグラスのバンジョー弾きにとってはまったく馴染みが無いものなのだ。

それくらいに相反するといってもいい4弦と5弦。

それはまた、デキシーランドやニューオルリンズジャズのバンジョーともまた違う、独特なものだ。

そのアイリッシュ・テナーバンジョーの第一人者の一人であるブライアン・マグラ―の来日を逃す手はない。

もっともっとバンジョーをフィーチャーしても良かったかもしれないが、かなこちゃんのアコーディオン演奏も、そしてブライアンのピアノ演奏も聴いてほしかったのでいろいろと考えて幅広く皆さんに聴いてもらった。

無理を言って途中でホーム・スイート・ホームやデューリング・バンジョーなんかも交じってもらってちょっとお遊びもさせていただいた。

2人とも真面目なミュージシャンだし、こういう真面目な良いミュージシャンの演奏をできる限りサポートしてあげられたらいいなと思っている。

ちょっと不便な場所だったかもしれないけど、足を運んでいただいた皆さんに感謝します。

ブライアンもこれで日本との関わりが深くなりました。

また近いうちに里帰りとして2人でやってくることがあるかもしれません。いや、3人かもしれません。

その時もまたよろしくお願いします。