Mareka&Junji at Birdland Café

Mareka&Junji at Birdland Café

若草色に包まれた5月の日曜日の昼下がり、溝口の住宅街にひっそりとたたずむ“バードランドカフェ”にて、顔なじみのお客さんに集まってもらっての、小さなコンサート。

もしかしたら、ミュージシャンにとってはいちばん難しいシチュエーションかもしれない。あまりラフにやるわけにもいかないし、でも普段のコンサートのように、きっちり決めていってもなんとなく落ち着かない。

てなわけで、基本的にはこんな感じ、ということだけを考えて、後は、5~600曲あるレパートリーの中から最近“これいいな”と思ったセットを書き出しておいた。

それでもまともにやったら6時間や7時間では済まない。

その間に面白い話しや、曲の解説などをしようと試みるが、最近出会った面白いはなしをことごとく忘れてしまっている。

そろそろメモしておかなければいけない歳になっている、ということは分かっているのだが、そのメモをとる、という行為を忘れるのだからたちが悪い。

曲の解説についても、初めてのひとのために、面白く聞いてもらおう、などと考えてしまうのでついつい脱線してとりかえしのつかないことになる。

そんな時には即まれかさんに振る。あんなに頭脳明晰でしっかりものなのにすっとぼけた部分も多々あるので、キャラクターとしても受けるし、年齢の差が明らかに出る話題などにも事欠かない。

結局あれもやりたかった、これも忘れた、なんていう曲がいっぱいあったが、時間としてはあれで精いっぱいだったのかもしれない。

せっかくの好天気の日曜日の昼下がりに足をはこんで下さる方たちが、楽しかった!と言って帰ってくれることが僕らにとっても、オーナーの藤森さんにとってもいちばん有難いこと。

這ってでも来れる、いや這ってきたらその辺で車に轢かれると言っていた高橋おじさん。僕よりも随分年下だろうが何故か僕は彼のことをこう呼んで親しんでいる。

隣のマンションから来てくれたご家族。秩父の友達から薦められて来た、と言っていた藤森さんの同級生の方。ギルドが初めて買ったギターだった、というギター好きの人らしいが、今週あたり弦を張り替えるだろう。奥さんの目に怯えながら。

いつもいつも僕らを支援してくれている深澤“マット”さん。究極の雨男らしいが、今日は究極の晴れ男である僕の勝ちだった。

お料理や飲み物の用意を手伝ってくれていた女性や、ここに来た時よく見かける常連さん。お名前もきかずに失礼してしまいましたが、またコーヒーでも飲みに来たら会えることでしょう。

唯ひとり、ほんの数十秒ほど遅れてきた大島さん。黙っていても雰囲気のある目立つ風貌であるが、小さくなって申し訳なさそうに入ってきた。

以前お会いした時よりもお元気そうでなにより。髭が少し減ったせいか“リンカーン”のようなイメージが謎の吟遊詩人のように代わっていた。(あくまで個人的な感想)

バードランドカフェには、たまに楽器を持って遊びにいかせてもらったりもする。コーヒーも美味しいし、お店のたたずまいがいい。藤森さんの人柄がいい。またここで、音楽会をやらせていただくのもいいし、普通にコーヒーを飲みに来たり、練習場所として藤森さんの意見をききながら過ごすのもいい。

ぜひお店のホームページなどを見て、いちど足を運んでみてください。

5月13日、そうだ、母の日だったのですね。本当の母の日というのは、女性が子供を産んだその日。そして、そのこどもの毎年の誕生日もそうだ。と言った人もいました。そんな意味では子供を持っている女性は全て、一年に複数回母の日が来るのですね。

アメリカ生まれの母の日も、もともとの起源はアイルランドやイングランドにあるといわれます。

そんな母の日にちょっぴりアイリッシュミュージックを演奏し、皆さんに聴いていただいたことを感謝いたします。