5月26日 蒲田教会
5月でもすでに夏のように暑いが、湿気が少ない分だけ少しましかもしれない。夏になったらこれよりも10度くらい上がり、湿気が50パーセントくらい上がると思うとぞっとする。
なにはともあれ、教会に着いて暫くすると世話方の中西さんが登場。あっと言う間にステージを作り上げてくれた。感謝、感謝。
音はいつも通りとてもいい。生音で充分通りそうだ。
チューニングの後少し音合わせだけして、一応作ってきたセットリストを確認しながら曲名などをチェックしておく。
トラッドを演奏するうえで、曲名はとても大事だ。メロディと曲名はつねに把握して音楽会にのぞまなければならない。というのが僕の考えではあるが、楽しければそれでいい、というプレイヤーもいることも事実だ。
幸いにも前回(2月)よりも足を運んでくれた人が増えたようだ。季節が良くなってきたせいだろうか。
いつもお世話になっている深沢“マット”さんにお願いして動画を撮ってもらうことにした。
今の世の中、困ったことにこちらには何も言わずに動画を撮って勝手に配信する人がいる。
アマチュア同士の慣れ合いならば全く問題ないが、音楽を生業にしている相手かどうかを見極める目を持ってほしいものだ。
なにはともあれ、マットさんには、若くて肌もぴんぴんしているまれか嬢を主体に撮ってもらうことにしよう。
さて、一曲目は教会らしくAmazing Graceを持ってきた。そしてそのままGeorge White/Andy McGunnとリールを続けた。
曲選びについてはいつでも苦労する。あれもやりたい、これもやりたいと思うものが二人で持ち寄ると50セットにも及ぶ。コンサートでせいぜい出来るのは、12~3セットだ。
なかで、これはマニアック過ぎるんじゃないか、とか、これいいんだけど、繋がりを考えた場合入れるところが無い、とか、いつもやらない曲をやりたいが、必ず決まった曲が出てくることも大切だ、等など沢山の意見を出し合って決める。
今回2部の最初にLord Inchiquinを演奏してみた。これは2000年に僕がガットギター2本で録音したことがあるオキャロランの美しい曲だが、先日、ライターの大島ゆたかさんが「いい曲だし今度是非やってください」と言ってくれたので、久々にレパートリーに加えた。
そんな感じで歌も歌い、少しだけみんなとも一緒に歌い、演奏も聴いていただいた。
蒲田教会はとても好意的に場所を提供してくれるし、ぼくらも大好きな場所なので、ある程度定期的に出来たら嬉しいな、と思う。
また、時間があったら皆さんにも是非来ていただきたいし、僕らももっともっとデュオとしてのステージ作りを勉強していきます。
みなさん、どうも有難うございました。
写真提供 澤井誠さん