Ciaran Somers 京都、名古屋 3/19,20,21 2016

アイルランドからCiaran Somersがやってきた。僕らはアイルランドのパブで一度だけ一緒に飲んだことがあるだけだ。

もちろんお互いに存在は知っていたが、一緒に演奏したことはない。

Ciaran(キアラン)はアイルランドでも多くの生徒を教えているフルート奏者だ。腕もさることながら人望も厚い。僕らも楽しみにしていた。

さて、天気予報では少し雨が降りそうな感じだったが、京都は晴れていた。またしても晴れ男を自慢できたわけだ。

この日の会場はとても珍しいところ。侍をテーマにしたお店の一角。外人を連れてくるにはもってこいの場所だ。キアランの醸し出すフルートの音色はどこまでも力強い。フルートからこんなに歯切れのよい大きな音が出るのが不思議だと何度も思ったくらいだ。

彼のパイプもキーが低いオールドスタイルの柔らかい音色のものだ。全てがトラッドに根付いた素晴らしい演奏だった。

この時期、日本のいたるところでセント・パトリックス・デイのお祭りがあったり、様々なイベントがあっただろうが、キアランの奏でる音楽は、本当の意味でのトラッド・アイリッシュだった。

20日は僕がメインで、昔懐かしいナターシャーの歌、笠木さんの歌などを希花さんのマンドリンをフィーチャーして沢山歌った。

そしてこの日、京都に住む昔からの知り合いである猪間君が僕の使っていたギブソンRB500をかついできてくれた。

今では彼の元にあるものだが、何年振りだろう、多分40年ぶりくらいに再会したわけだ。

アーチ・トップの非常にカランカランの音がする、いかにも年季の入ったギブソンという感じ。おそらく1973年くらいから76年くらいは僕のメイン・バンジョーとして多くのナターシャー・ソングに君臨した物だ。猪間君ありがとう。

そして集まっていただいた皆さん、一緒に歌ってくれてありがとう。キアランも一緒に歌ってくれてありがとう。
IMG_0686

 

 

IMG_0658
21日は名古屋。

先月デイルと演奏した時と同じ会場だ。

生音が素晴らしく、ここでもキアランの力強く、また繊細な音が響き渡った。集まってくれた人たちは本当の本物の演奏に触れることが出来たはずだ。

お忙しい中、どうもありがとうございました。

また、彼のソロ・アルバムは僕が今まで聴いたフルートアルバムの中でも最もお気に入りのひとつに数えられる素晴らしいものだ。

日本のアイリッシュ・ミュージック・ファンに素敵な音楽を届けてくれたキアラン。様々なヘルプをしてくれた僕の昔からの友人たち、遠くから駆けつけてくれた人たち、本当のトラッドを聴いてくれた全ての人達に感謝します。
IMG_0742

鶴ヶ峰「陽のあたる道」2016年3月13日(日)

今日も天気予報では少し雨が降りそうな気配だったが、時折陽が差すような曇り空程度でなんとか無事過ごせそうだ。

でも、空気は冷たい。また冬に逆戻りのような感じだ。

もう6回目になるという、ここ「陽のあたる道」での僕らのライブ。

犬飼夫妻が頑張ってお店を続けてくれているが、彼らのお人柄が多くのお客さんに支持されて、いい人達が集まってくれている。そんな雰囲気が溢れる処だ。

なので、演奏していても心地よい。

僕らはつくづくいい人達に恵まれていると思う。

一曲目のGreat Dream From Heavenから、アンコールのBluemont Waltz / Dawnのセットまで、みんながにこにこして聴いてくれている。

バンジョーの音もマンドリンの音も、いつもの他の楽器も。そして歌もみんなが一緒に歌ってくれた。

お店のスペースのこともあり、入ることができなかった方々、またこの次もあります。そして、できればその次もあるようにしたいので、気長にお付き合いください。

今日、始まる前からずっとお付き合いしていただいた秩父の高見さん、ありがとうございました。

遠方からも、そしてお隣さんやお二階さんも、来ていただいた方々に感謝。

そして犬飼夫妻に感謝いたします。

2016年3月6日(日) スイーツ プレイス ナッティカフェ 大宮

ここは長年の友人である、古川さんと村松さん一押しの場所。小さいお店だが、何から何まで行き届いた心使いを感じる素敵な場所。

彼女たちが、是非ここで僕らの音楽を、と言ってくれた理由がよくわかる。そんなお店に一杯のお客さんを迎えて、久しぶりに「谷間の虹」なんかも唄った。

浪江町から避難してきたオーナーの菅原さんの失われた時間のことを思うと、少しだけ胸がつまってしまった。

しかし、僕らも本当に素晴らしいお客さんと素晴らしい友人に囲まれ、心から楽しめたコンサートだった。そして、苦しみや悲しみを乗り越えながら夢を追い続ける人の笑顔に出会うことができたのだ。

そのうえ、またまた美味しい料理を楽しめる。楽しい会話に時が過ぎていくのも忘れてしまう。

みなさん2日間の方も、前日だけの方も、今日だけの方も、本当にありがとうございました。僕らにとっては心に深く残るいい2日間でした。

そうそう、菅原さんの息子さん(19歳)も有難う

2016年3月5日(土) サウンドTAM 安中

実に2011年11月19日から約4年半ぶりの出演。田村さんとは別な用事で何度も会っているが、今回は再度、出演者として訪れた。

スタジオワークだけでなく、いろんな料理を出して、音楽を「いい音」で楽しんでもらう、というコンセプトで新たに始めた生活。

決して楽なことではないだろうが、彼が本当にやりたかったことのひとつだろう。長年の、レコーディング・エンジニアーとしてのノウハウを生かし、狭いながらも最上級の音でいいコンサートを企画する。

本人はいつもにこにこしていてそんなに大変なことをしている様子を見せないが、こうして演奏できる場を提供していただく我々にとっては本当に頼もしい存在だ。

ギターがこんなにいい音だと、こちらはかえって委縮してしまう…それくらいに素晴らしい音がギターから飛び出してくる。

フィドルもバンジョーもハープもコンサルティーナもレコーディング・クウォリティ―の文句なしのサウンドだ。歌だって少しは上手く聴こえるかもしれない。

そんな約2時間。

この日来ていただいた方たちは、本当に「いい音」を堪能したことだろう。

打ち上げも美味しい料理と、美味しいお酒と、楽しい会話で盛大に盛り上がった。

タムちゃん(田村さん)と奥さん、お手伝いのかえでさん(本当はかつらさんらしいが、タムちゃんがいつまでも覚えずにこの名前でよばれている)有難うございました。

タムちゃんの熱意とみんなの支えに乾杯。

本当にいい仲間に恵まれたいい場所を、いい音をありがとう。そして美味しい料理に感謝。

Dale Russ 新宿、越谷、名古屋 2月20、21、24日 そして26、27、28日

まず、新宿の「スタジオ ヴィルトゥオージ」という、いい感じのスペース。生音がとてもきれいに響く部屋でのシンプルなコンサート。

久しぶりにデイルと音を合わせる。もう“いぶし銀”の世界だ。

2日目は越谷の「おーるどタイム」ここでも生音で勝負。非常に落ち着いた彼のプレイに寄り添って音を選ぶ。

そして名古屋。今回はこの3か所だけ。

来ていただいた方たちに感謝します。この音楽がコマーシャリズムに乗り、バンドで派手にやったり、投げ銭なるものの餌食になっている中、彼のような実直なフィドル・プレイを聴きに来ていただけることは本当に嬉しいことです。

アイルランドでも、せっかくいいフィドラーがコンサートで来ているのに、よくセッションで見かける日本人のフィドラーは一人もいなかったりするが、やっぱりみんなもっとアンテナを張って聴くべきだと思う。

 

2月26日はもうデイルと別れて僕ら二人でオッピドム。あと数日でこの店も閉めてしまう。今富君にお疲れ様と感謝の気持ちを込めて。そして在りし日の平岩さんのことも想い出して。

 

2月27日は京都産業大学ブルーリッジ・マウンテンボーイズの同窓会。木内君の取り計らいで初代から後輩まで沢山の人に出会うことができた。特に初代の面々。あれからかれこれ48年にもなるのに不思議とすぐわかった。でも道ですれ違ったらお互いどうかな…?

みんなとても健康そうで良かった。野口さん、酒井さん、細谷さん、松井さん、今回仕事で来ることができなかった山本さん。当時を思い出しました。また近いうちにお会いしてゆっくりお話がしたいです。それに後輩のみなさんも、どうも有難う。

 

2月28日は奈良の丘の上食堂。正式には「パパ・ド・ウルス丘の上食堂」舌かみそう。

今回も沢山の人が集まってくれて本当に嬉しかった。

料理も美味しいし、絶好のロケーションの楽しいお店。

 

20日から28日まで、沢山の人がぼくらを助けてくれました。音楽の仲間であったり、他の仕事をしながらであったり、みんな忙しい中をお手伝いしてくれたり、お客さんを集めてくれたり、食事をご馳走してくれたり、本当にありがとうございました。

ギタープラネット インストアライブ

ライブとはいっても、短い時間。それもどちらかというと、この御茶ノ水のギターショップ「ギタープラネット」でローデン・ギターの話題を中心に進めていくものだ。

マーチンも数多く置いてある店だが、ローデンの特約店でもある。

僕も1993年頃からずっとローデンを使っている。マーチン一本やりだった70年代、80年代から、90年代にはローデン一本やりに変わっているので、ギタープラネットのインストアライブに於いてはいつもより少しギターについても深いお話をする。

とはいっても、いつも言うことだが、この音楽のギター奏法の解説をすることはとても難しい。

こんな曲があるけど、この曲の時にはこんな感じで弾く、とか、この曲はパートが多いので、よく注意して聴きながら、そのパートパートの持っているテキスチァーを大切にする、とか実演を交えて解説するしかない。

今、自分が弾いていること、特に和音とリズムに確固たる理由が存在するかを常に考えていなくてはならない。

同じタイトルでも数曲違うものが存在するし、それは出来る限り覚えておきたいし、地方によってバージョンが違うことも知っておかなくてはならない。

メロディ楽器は勿論のこと、ギタリストもそれ以上に把握しておかなくてはいけないし、また、様々な形式の音楽を常に意識していなくてはいけない。

その上で伝統音楽をきっちり体に入れておかないと、この音楽を本当に心から演奏することは不可能なこと、あるいは失礼なことになってしまう。

というような解説を交えての約45分間。

僕の場合はちょっと意固地になっているかもしれないが、若いフィドラーがアイルランドでもセッションホストができるくらいになるには、それくらい意固地な人間が近くにいたほうがいいだろう。

最後に担当者の城谷君からの要望もあって、ローデンのかなり高いモデルを弾くことになった。

とは言え、僕の弾き方は決して柔らかくない。ガンガンフラットピックで弾くことのほうが多いし、フィンガーでもけっこう力が強いので、ここはスローなCape Clearにしておいた。

タッチのよさと素晴らしい音色。これはやっぱりローデンならではの音であり、世界観だ。

お店の物をあんまり思い切り弾くわけにもいかないが、この次はもう少しいろいろ試させていただこうかな。

いつものように晴れ男全開。曇ってはいたが予報のように雪は降らなかったし、雨にもならなかった。

ギタープラネットに足を運んでいただいた皆さんに感謝いたします。

越谷おーるどタイム 1月17日

椋野さんご夫妻のおーるどタイムである。

タコライスのご飯が炊きあがるまでの間、ケーキと紅茶を頂く。これがまた絶品。毎日こんなに美味しいものをいただいていいんだろうか。

今度は見慣れない入れ物の紅茶を溢れさせてしまいテーブルにこぼして希花さんから怒られる。

いろいろ考えて今日はマイク無しでやろう、ということが決まったところでタコライスが登場。これまた美味しくてペロリと平らげてしまった。でも美味しいものを頂きにここにやってきたのではない。その美味しいものにみあう音楽を演奏しなくてはならない。

今日も新しいアルバムの発売記念なのでGreat Dream from Heavenから入り、2曲目はLarry Redican’s Bow / Oak tree / Reconciliation というあまりやらないセットを演奏。

最後のThe Night in that Landまで約40分。

2部は前日と同じくオールドタイムでおーるどタイムを盛り上げる。最後のThrough the Woodまで約50分。アンコールを演奏して終了。

ここは春日部のハンマーダルシマー奏者である高橋さんのホームグラウンドでもある。そして、とてもいいフィドルプレイを聴かせてくれるマスターもいる。

しばしセッション。フォギーで始まって「陽の当たる道」むかし誰かが間違って「陽の当たる首」と書いて「さらし首じゃないんだから」と言った記憶がある。関係ないか。

続いてマスターのソルジャーズ・ジョイや若い女の子のフィドラーも参加して、様々なフィドル・チューン。

マスターの「アショカン・フェアウェル」「サリー・グッディン」良かった。すごくツボを心得たなんとも言えないいい感じのフィドルを弾く人だ。

高橋さんも今日はマンドリンで参加。ギターの人も有難う。ブルーグラスやオールドタイムはこうしてみんなでまたちがった楽しみ方ができるからいいな。ソロがまわってくる緊張感はあるけど。

ここには来月またDale Russと一緒にやってくる。そしてまた美味しいケーキとタコライス食べようかな。

そしてマスターのフィドルも聴けるかな。若いフィドラー(お名前を聞き忘れました)も1ヶ月後にはうんと成長しているだろうし。

椋野さんご夫妻、いつもありがとうございます。こころ温まるおもてなしに感謝しています。足をはこんでいただいたみなさん、ありがとう。

晴れ男としてはなんとか天気をもたせてみました。

朝起きたら東京も雪。関東エリアはなんか大変なことになっているようですが、みなさんまたお会いしましょう。

スペース結 群馬県 大泉 1月16日

久しぶりに久保田さんご夫妻のスペース結にやってきた。また、熊谷で久保田さんにピックアップしてもらい、一路スペース結に向かうが、どうしても健康の話題に華が咲く。強いて言うならば病気の話かな。結局、お互い長生きしよう、というところにおちつくのだが。

お腹が空いたので、途中ブラジル・マーケットでハンバーガーを買った。こんなコアなところ、地元の人しか来ることができないだろう。まわりはブラジル人ばかり。

親切な店員さんが待っている間にコーヒーをサービスしてくれたり、本国では結構治安が悪いという話も聞くけど、平和なひと時だった。

スペース結に着いて、テイクアウトしたハンバーガーを食べて、恒例の和三盆付きのコーヒーをいただく。

僕は間違えて和三盆をコーヒーに入れてしまって希花さんに怒られた。

“和三盆の違いが分かる女”内藤希花女史によると、ここの和三盆は日本でいちばんおいしいものらしい。

久保田さんご夫妻が腕によりをかけ、愛情をいっぱい注ぎ込んだ和三盆を、よりによって普通のお砂糖のようにコーヒーに“ポチャン”とは、なんちゅうことをするんだ、というような目付きで睨まれた。

それは一口コーヒーを飲んだ後、少しだけかじってまたコーヒーをいただく。そうすることによってコーヒーの別な世界が広がる。そこがこの和三盆の奥ゆかしいところだ、というお話を久保田さんの奥さんから以前も聞いたような気がするが、すっかり忘れていた。

それにしても美味しいコーヒーだった。

さて、またまた沢山の人達が近隣から、そして遠方から駆けつけてくれた。

今回は新しいアルバムを紹介する、というコンセプトでもあり、やっぱりGreat Dream from Heavenからスタート。タイトル曲Through the Woodまで1部43分ほどを演奏。そして休憩。

2部からはバンジョーとフィドルでオールドタイムを少し。Dry and DustyやRed Rocking Chairそれに Angelina the Bakerなどを最近手に入れたWildwoodのオープンバック・バンジョーに乗せて演奏。最後のLa Coccinelleまで約50分。アンコールもあって、約2時間のコンサートが終了。

そして打ち上げ。当初短い打ち上げの後、次の越谷に向かう予定だったが、急遽変更してスペース結に宿泊させていただくことになったので、奥さんの手料理を存分に楽しむことができた。

これだけの料理を用意するのには腕前もさることながら、相当な愛情と熱意が必要なんだろうなということが奥さんをみていると良く分かる。そして、その飲みっぷりにも相変わらず素晴らしいものがある。アイルランド人もびっくり!

美味しい料理と、あまり飲めないけど(僕らは)美味しいお酒と、楽しいおしゃべり。

久保田さんご夫妻にはいつもいつも温かく接していただいて感謝です。来ていただいている沢山の方たちにも感謝します。

また次回は少し違った企画の話も久保田さんから提案があり、次にもつながったし、今回新しい年を迎えたばかりの忙しい時に無理を言って来させていただいて良かったかな。

久保田さん、奥さん、そして足を運んでいただいた方々、どうも有難うございました。

ところでCDにサインをしましたが、多くの方に2015と書いてしまった。この場を借りてお詫びします。

次会った時に持ってきていただいたら「6」と書きます。きっとレア物になるでしょう…なんちゃって。

12月30日 バースデイ・コンサート 都雅都雅

2011年の8月25日、このユニットで初めて都雅都雅で演奏させてもらい、翌年の2012年からバースデイ・コンサートと名うってやらせてもらっている。

今回は前日に40年来の友人たちと食事をして、有意義なひと時を持てたせいか、コンサートも落ち着いてゆったりとできたようだ。

新しいCD「Through The Wood」もあったし。いろんな音楽を演奏することが出来た。そして、今は12月31日夜。もうじき今年も終わってしまう。

どんなことがあっても、信じてずっと応援してきてくれた友人たち、時間のあるときには必ずお顔を見せてくれる人達、みんなに感謝せざるを得ない。

ライブ・ハウス都雅都雅にも感謝。音響のまるちゃんにも感謝。みなさんのおかげで素晴らしい2015年を過ごせました。

また来年も今までのように少しづつ前進していきたいと思っています。

みんな、本当にありがとう。もうじき除夜の鐘…。

12月26日 ソラハウス コンサート

快晴の土曜日。よくもこれだけ晴れあがるものだ、というくらいの天気に恵まれて、気持ちのいい温室のような場所でのコンサート。

周りの景色を眺めながらの…とはいえ実際に演奏している間はそんな余裕はないが、今日はニュー・アルバム「Through The Wood」の発売記念。

小規模のコンサートではあるが、今の時期、年も押し迫っているし無理はしないでちょうどいい感じで出来たと思う。

このアルバムは楽器演奏のみだが、様々な音色が楽しめると思う。

1曲目と14曲目(ラスト)にライ・クーダーの影響を受けた楽曲を入れてみたが、今日コンサートを終えて家に帰ると、アメリカの友人からメールが入っていた。

それを見て驚いた。

つい最近、リッキー・スキャッグス、シャロン・ホワイトと、なんとライ・クーダーのトリオのコンサートがあったそうで、その中でライ・クーダーがバンジョーを弾いたそうだ。

友人は彼がラジオのインタビューに答えているものを送ってくれたが、その中で少年時代にブルーグラスを聴き、バンジョーを弾いていた、という話があった。

そんなライ・クーダーに影響された曲で始まって、ライ・クーダーに影響された曲で終わるアルバムをいち早く作ったことに友人は運命を感じてくれたのだ。

そして中身はアイリッシュあり、オールド・タイムあり、美しいスコティッシュ・チューンありで、僕ららしさが充分出ていると思う。

勿論、今日のコンサートではアルバムに入っていない曲も多数演奏した。希花さんの必殺コンサルティーナ・チューン「The Girl At Martinfield」や、マンドリンによる「Loftus Jones」その他諸々。

今年もそろそろ終わり。

集まっていただいた皆さん。お元気なお顔を見せていただき、ありがとうございました。

このデュオが始まって5年が過ぎ、6年目を迎えようとしています。

支えていただいて本当に感謝しています。

皆さんにとっても素晴らしい2016年になりますように、心から祈っております。

ありがとう。