2017年4月16日 Brian McGrath & Kanako Machida

ちょうどブレンダン・ベグリー来日の予定が出そろい始めていた頃、前々から良く知っていたゴールウェイに滞在するアコーディオン奏者のかなこちゃんから連絡があった。

ブライアン・マグラ―を連れて日本に行くけど、一緒に何かできるかどうかの打診であった。

大きいことはできないけど、ブライアンも僕は大好きなプレイヤーだし、かなこちゃんもひたすら頑張ってやっているし、何とか少しでも手助けが出来たらと思い、この日に至ったわけだ。

25℃を超える勢いの夏日になったこの日。雨が降るかもしれない予想も出ていたが、全然そんな様子もなくいい日になった。

先ず、ブライアンのバンジョーを聴いていただいて、というのも、アイリッシュのテナーバンジョーはまだまだ日本に於いて認識が薄いからだ。

勿論アイリッシュ・ミュージックに関わっている人たちの中では耳にしている人は多いだろうが実際に目の当たりにするということがなかなかできないものだ。

ましてや、ブルーグラスのバンジョー弾きにとってはまったく馴染みが無いものなのだ。

それくらいに相反するといってもいい4弦と5弦。

それはまた、デキシーランドやニューオルリンズジャズのバンジョーともまた違う、独特なものだ。

そのアイリッシュ・テナーバンジョーの第一人者の一人であるブライアン・マグラ―の来日を逃す手はない。

もっともっとバンジョーをフィーチャーしても良かったかもしれないが、かなこちゃんのアコーディオン演奏も、そしてブライアンのピアノ演奏も聴いてほしかったのでいろいろと考えて幅広く皆さんに聴いてもらった。

無理を言って途中でホーム・スイート・ホームやデューリング・バンジョーなんかも交じってもらってちょっとお遊びもさせていただいた。

2人とも真面目なミュージシャンだし、こういう真面目な良いミュージシャンの演奏をできる限りサポートしてあげられたらいいなと思っている。

ちょっと不便な場所だったかもしれないけど、足を運んでいただいた皆さんに感謝します。

ブライアンもこれで日本との関わりが深くなりました。

また近いうちに里帰りとして2人でやってくることがあるかもしれません。いや、3人かもしれません。

その時もまたよろしくお願いします。

2017年 4月1日~9日 Brendan Begley Japan Tour

1日、どんより曇った空の下、名古屋に向かう。残念ながら新幹線からの富士山は拝めなかった。

そこから中津川の付知町にある鼓土里座に向かう。

どうしても彼を連れて行きたかった、本当に心から音楽を愛している古くからの友人たちがいる処。

ここでの滞在は彼にとっても特別なものとなるに違いない…という予想は見事に的中。

ちょっと最初からすっ飛ばし過ぎ?

三尾君をはじめ、メンバーとその奥さんたち、みんなの笑顔とおもてなしがいたく彼の心に響いたようだった。

 

2日、京都はいつもの永運院。

足踏みをすると周りの物が揺れて、いつこの歴史あるお寺が倒れるかと思うくらいの力強い演奏を堪能できた。

昔からの友人が沢山お手伝いをしてくれたし、天気も上々だったし、言うことなし。

 

3日、京都での一日オフ。天気はいい。前々から希花さんが行きたかったという伏見稲荷に出掛ける。「おめん」のおうどんを食べてもらって一路鳥居めがけてGo!

少し様子が見れればいいかな、程度に思っていたがスタコラサッサとはるか頂上を目指すブレンダン。想像はついていたが。

結局、頂上で小さな鳥居を買って名前を書いて奉納してきた。1年はあるのかな?

夜は「居酒屋ぴん」でアコーディオンを弾いてお酒をのんでご機嫌さんの一日だった。

 

4日、奈良の「丘の上食堂」栄くんにお世話になっての会。時間があったので「お前よりでっかいやつ観に行こうぜ」と、東大寺の大仏さんのところに行ってきた。

この日、なんと前日に伏見稲荷で出会ったアメリカ人の若い女の子が京都観光の途中なのにコンサートを聴きに来てくれた。そのバイタリティはさすが白人女子。

食事もお酒も上々の「丘の上食堂」彼女たちも音楽と合わせて楽しんでくれただろう。

 

5日、静岡は岩堀さんの「セレンディピティ」高校時代からの友人たちがみんなで助けてくれる。ブルーグラス一辺倒の人達も彼の歌に涙し、力強い演奏に身を乗り出して、最終的には気がついたら1時過ぎまで一緒に飲んでいた。

そういえば、三保の松原でもずっと曇り空で見えなかった富士山が、帰り道にふっと姿を見せた。それも水墨画で描いたような素晴らしい富士山だった。

 

6日、修善寺でお休み。少しアルコールを抜かなければ…。

7日、小田原。古矢さん、早野さんコンビによるいつもの「スパッツ」

昨日抜いたアルコール。今日はバーだし、ま、仕方ない。飲ませるか。

演奏もいつものように大爆発。歌はしっとりと満員のお客さん達にも涙なくしては聴けないものになった。

帰りにはガーガーといびきをかいて寝ていた。

 

8日、修善寺。いつものアルマジロ君による川のほとりでのコンサート。会場を見るなりこのロケーションが気に入ってくれたようだ。

やはり自然が大好きなんだろうし、その中で唄い、演奏してきた男だ。こんな絶好の場所はそうそうないかもしれない。

 

9日、川崎。一番心配していた場所かもしれない。特に思い入れのある場所ということでもなかったし、集客のことも気がかりだった。が、しかし、最終日ということもあり、彼も初めての日本ツァー、感慨深かったのだろう。楽屋で「最後だな。いままでありがとう。今日も張り切って行こうぜ」てなことを言って上機嫌。

最初のPort Na BPucaiから最後のMaster Crowleyのセットまで約2時間。たっぷり皆さんに楽しんでもらえたと思う。

 

毎日多くの人に助けてもらって今回のツァーが成功しました。主催をしていただいた方々のお名前は書かせていただきましたが、敢えてここにお名前を載せなかった大勢の方も本当に良くしてくれました。この場を借りて全ての方にお礼を申し上げます。

人類が歩んで来た中で欠かすことのできない音楽というもの。それがどのようにして生まれ、伝えられてきたか。彼を目の当りにしてこそ、僕らが演奏してきているアイルランドの音楽を初めて皮膚感覚で分かるような気がする。

常日頃からそんなに簡単に他人に教えたり、ライブをやったりできるような音楽ではない、と僕は考えている。僕らにはこの音楽に関わる責任があるし、彼のような人の唄を、演奏を目の当りにせず、その責任は取ることが出来ない。

そんな僕らにとっても実に感慨深い10日間だった。

ありがとう、ブレンダン。ありがとう、みなさん。

2017年 3月21日~24日 韓国ソウル

朝3時半、僕ら3人の珍道中が始まった。

羽田空港から仁川(インチョン)まで。2人は初めて。僕は1970年代に省ちゃんと行ったことがある。

当時、ひょんなことから知りあいになった、キム君(沢山いるんだろうが)キム・ホン・チュル君という人がいた。

彼は韓国の国民的ヨーデル歌手だったが何故日本に来ていたのか、そして京都に来て何故僕らと出会ったのかよく分からない。

でもなんか一緒に中津川に行ったかもしれない。

そして、彼はブルーグラス・スタイルの演奏に心を奪われて、国へ帰ってからブルーグラスを始めたのだ。

なので、人々は彼のことを「ファーザー オブ コリアンヨーデル」と呼ぶらしいが僕はもうひとつ「ファーザー オブ コリアン ブルーグラス」と呼ぶことにしている。

そのキム君、今はカナダに住んでいるらしいが今回、この韓国ツアーを企画してくれた女性が彼のメールアドレスを見つけてくれたので、なんと連絡が取れたのだ。

今回は会えないが、いつかどこかで会えるだろう。

さて、企画してくれた女性は去年、ノエル・ヒル京都公演をわざわざ韓国から聴きに来てくれた3人のうちのひとり。僕らはスーミーと呼んだがもっとちゃんとした発音があるのだろう。

とに角ぼくらも鬼が出るか蛇が出るかくらいの感じで右も左も分からない。

キアラン君、早速、仁川空港の旅行案内所で「僕は仁川に行くんだけどどういったらいい?」

と訊いていた。

希花さんが素早く「キアラン、ここがインチョン」と突っ込んでいた。

確かに地名が難しい。書いてある文字はさっぱりわからないし、もしかしたら中国の方が僕らにとっては分かり易いかも…。でもキアラン君にとってはどちらもさっぱりだ。

僕らはなんとかそう大した問題もなくバスでソウルに到着。

あまりに朝はやかったので少し休んで昼御飯を3人で食べに行くことにした。

この際だから、旅行者のあまり行かないようなところに行ってみようという話になり、それでもホテルの割と近く、入り乱れた細い路地の向うになんだか地元民でやけに盛り上がっている店がある。

何だかよくわからないけど入ってみよう。キアラン君を盾にすれば大丈夫だろうし、またなんか面白いことやらかしてくれるだろう。

と思っていたが、なんか意気消沈してやけに大人しかった。向うもここは同じアジア人の僕らに全てを委ねるしかない、と思っているのだろうか。

なんとか注文もできた。「魚はこいつがダメ」なんて言いながら豚肉のキムチチゲをオーダーした。

今思えば、38度線の近くでキム君と食べたのはナマズのチゲだった。

はさみが上手いこと使えなくて店のおばちゃんが助けてくれた。

周りは地元の爺さん、ばあさんばかり。いや、僕とあまり変わらないのかな。

それからまた少し休んで今度は明洞(ミョンドン)に行ってみることにした。そこは観光地だ。

原宿をごちゃごちゃにしたようなところ。韓流スターお目当ての日本人も沢山いるようだ。一際大きく聞こえてくる関西弁。

晩御飯は案内所で手に入れた情報を頼りに明洞ギョーザという所で麺類と美味しい餃子を食べた。今日は疲れたのでそんなもんにして、早く眠ることにした。

それにしても、とんでもなくインパクトのある第一日目だった。

 

22日。今日は夜、ギターのワークショップがある。だが、まず昼飯だ。ここはアイルランドと違ってほとんどのものは美味しい…と思われる。

僕と希花さんは2人で参鶏湯(サムゲタン)を食べに行くことにした。キアラン君、疲れてもう少し休むらしい。

やっぱり東洋人の僕らよりも神経を使っているのかな。

参鶏湯と共になんだか高麗ニンジンの入ったお酒がサービスでついてきた。そのことを後でキアラン君に言ったら「酒!酒」と地団駄踏んでいたが、けっこう変わった味だったので飲めたかどうか分からない。

それから少し休んでワークショップのある場所まで地下鉄で向かう。こんな時には希花さんのスマホと研究熱心なところが役に立つ。

僕とキアラン君とはほとんど希花さんの後をひっついて、という状態。

ワークショップはキアラン君がフルートとホイッスル、僕がギターで希花さんにメロディーを弾いてもらってのバックアップのやり方をメインに、キアラン君の所とは場所が少し離れているところで行われた。そういえば始まる前にトンカツにカレーがかかった…カツカレーか…でもトンカツがメインのそれはそれは美味しい晩御飯をご馳走になった。なんだか食べてばっかりいるみたい。

ギターの方では4人の生徒さんに囲まれて1時間ほど。コードワークの説明やクロスピッキングの練習などをした。みんな興味津々の様子で、お話に、演奏に聴き入ってくれて、いくつか一緒にバックアップの練習をして短かったが楽しい時間を過ごすことが出来た。

終了後もビールと様々な料理で話が弾んだ。

 

23日。 今日はコンサートがある。

その前にまた腹ごしらえとショッピング。

さて、韓国のお金だが、単位がこちらの感覚よりも10倍なので、なかなかチョコレートひとつ買うのにも手が出ない。1500なんて書いてあるので即座に150円くらいか、と思えないのだ。いいことだが、やたらと値段が高く感じてしまうので気持ちが萎えてしまうことも事実だ。

2人はタッカルビ(らしきもの)僕は鯖の塩焼き定食(らしきもの)でお腹がいっぱい。

そして、僕は以前から食べたかったホットクを食べた。パンケーキみたいなものだ。

コンサートは夜。少し歩き回っていろんなお店を見て、会場に向かった。

素敵な図書館の一室のようなスペース。

コーヒー・ショップも兼ねているのだろうか。

40人ほどの人達。中にはキム君を良く知っていてブルーグラス・バンジョーを弾くという女性もいた。それに領事館関係のアイルランド人も数人来てくれたが、なんとその中の一人はカーロ―出身で、その上、彼のお父さんをキアラン君は知っているらしい。

世界は狭いものだ。キアラン君、興奮するの巻。

昨日のワークショップに参加してくれたみんなも来てくれて1時間10分ほど。みんなの反応も素晴らしく、心から楽しんでくれているように感じた。

1時間ほどのセッションもあり、終わってからもみんなで今度はチジミとビール、マッコリ、その他で遅くまで盛り上がった。

みんな音楽をこよなく愛している気持ちのいい若者たちだ。

ここまで、まだ食べていないプルコギと韓国ぜんざいを明日食べて帰ろうと希花さんと相談して、今日でキアラン君とはひとまずお別れ。明朝早くアイルランドに発ってしまう。

キアラン君、スーミー、そして名前を訊いたけどうまく発音できなかったみんな、本当に良い時間と経験をありがとう。

また会いたい仲間が増えたことがとても嬉しいです。

連日いい天気で良かったですね。晴れ男の面目も立ちました。みんなありがとう。

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2017年 3月20日 鎌倉 青木山荘

本来は去年の10月にお世話になった古民家のオーナーである永井さんのところで、と考えていたが日程のこととかいろいろ考えているうちに、行動力のある永井さんが鎌倉の素晴らしい場所を見つけてくれた。

そして例によって永井さんとお友達とでお菓子やお茶、そしてお弁当も用意してくれた。というのも、午前中にキアラン君のワークショップがあったからだ。

キアラン君、なんとか一人で鎌倉まで(正確には北鎌倉)やってきた。途中少し迷ったらしいが時間にもそんなに遅れることもなかった。

大体彼は時間通りに現れる珍しいアイルランド人なのだ。

教えることには慣れているキアラン君、さすがに水を一杯飲んだ後はツボを得たワークショップを展開していた。約1時間半。

お弁当をいただいて少し休んだ後、コンサートが始まった。

今回はキアラン君とのトリオ。アイリッシュ・チューンを中心に約2時間。

僕は少しだけ懐かしい歌「ノドル川辺」を歌わせていただいた。

何故ならば僕らは次の日の朝早くから韓国に行くことになっているからだ。キアラン君が韓国のアイリッシュ・ミュージック愛好家たちとコンタクトを取り、急遽行くことになったのだ。

そんなこともあり、茨城の永井さんとこよりも近場で、と考えてくれたのだろう。それでもこの会を開いてくれた永井さんの熱意には敬服してしまう。

いつもながら高見さんも、そして数人の永井さんのお友達(ごめんなさい。名前がなかなか覚えられなくて)も、お手伝いをありがとうございました。

そして、なんといっても結構分かりにくい場所だったと思うけど、来ていただいたみなさん、本当にありがとう。

天気も良くていい散歩道だったし、祝日の鎌倉も楽しめたと思います。

おかげさまでぼくらも楽しめました。

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2017年 3月19日 鶴ヶ峰 陽のあたる道

犬飼夫妻の陽の当あたる道、もう5年目にもなるらしい。2012年6月の第1回目からもう数多くの音楽会を主催しているこの場所はコーヒーやケーキも美味しい、そしてお店の名前の通り陽のあたる明るい喫茶店だ。

夫妻のいかにも人の良さそうな笑顔が素敵な場所。

今日は座り位置をいろいろ変えてみたりしてこちらも充分楽しませていただいた。

みなさんちょっと窮屈だったかもしれないけど、1曲目のEaster Snowから、アンコールの青春の唄~Anna Foxeまでいい音楽会が出来たと思う。

そしてなんといってもどんべさんの歌声を交えての「海に向かって」は圧巻だった。

どんべさん、すごく良かったです。次は何を一緒に唄うかを考えなくては。

そしてアンコールの「青春の唄」ではわんさんにも登場していただき、素晴らしい歌声を聴かせていただいた。

夫妻は2人ともいい歌声を持っているし、何といっても歌が好きだし、これからもここでやらせていただくときには是非一緒に唄っていただきたい。

アイルランド音楽をきちんとやって、フォークソングをみんなで唄う。

この「陽のあたる道」にぴったりだ。

打ち上げでも沢山のお話を聞かせていただいてみなさんに感謝です。

天気も良くて気持ちのいい一日でしたね。みなさんまたお会いしましょう。

僕らは明日、朝早くから鎌倉に行きます。

その次の日、夜が明けた頃には韓国に行きます。

なので、鎌倉のライブレポートは韓国の報告と同じ時になってしまうかもしれません。

みなさん、楽しみにしていてください。

取りあえず今日の事、犬飼さん、有難うございました。

陽のあたる道、いつまでも続けてください。

2017年3月12日(日)スイーツプレイス ナッティカフェ大宮

ここも約1年ぶり。オーナーの菅原さんの素敵な笑顔の溢れるこのお店を紹介してくれたのが古川&村松コンビ。最強の仕事人コンビだ。

僕らは先ず希花さんの渾身のオリジナル曲Gentle Wave(仮題)でスタート。そのままリールのセットでThat’s Right Too / Hare’s Powとてもポピュラーなチューンだ。

夕べに引き続きThe Stage / Acrobatのあまりみんながやらないホーンパイプ・セット。2曲とも結構難しい曲だ

バンジョーを持ってHome Sweet HomeやCold Frosty Morningハープと一緒にRed Rocking Chair / Angeline the Bakerそういえばハープでちょっとだけジブリの曲をやってもらったり、この辺はおしゃべりメインで。

野ばらと鳩を歌い、コンサルティーナのワルツ。Maple Tree / Reel Beatriceをやってから、今回歌いたかった歌「海に向かって」

ここ数日間、3.11のあの日のことを取り上げた番組や記事を沢山見た。ここの菅原さんも浪江町からやってきた人だ。

あんなにつらい目に合されたのにいつでもどんなときでも笑顔を絶やさず、来る人来る人にやさしく接してくれる、精いっぱい生きている人だ。

海を見つめて、世界が壊れていくのを目の当りに見てどうにもできず、それでも、それでも精いっぱい生きたいのです…という歌詞が重なった。

少しスローな曲でBattle of KIlliecrankie / LisnagunそしてBlue Mont Waltz / The Contradiction / President Gerfield’sのセットで一応の終わり。

最後に前回の1曲目Si Bheag Si Mhorをアンコールにして皆さんとお別れ。

終わってからも数人の人達と楽しい会話の時間を過ごし、美味しいコーヒーや甘いものをいただき、菅原さんの笑顔に見送られて東京に戻りました。

足を運んでいただいたみなさん、どうも有難う。

菅原さん、いつまでもその素敵な笑顔でみんなを幸せにしてあげてください。そしてお元気でいつまでもお店を続けてください

2017年3月11日(土)サウンドタム

1年ぶりのタムちゃん。元気そうだ。

2011年11月19日に初めてここでライブをやらせていただいて、去年の3月5日が二回目。今回が3回目だ。

演奏曲目を考えるのはいつもいつも苦労がついてまわる。

まず、Brink of White Rockをハープソロで弾いてもらい、そのままCarolan’s Cupのギターイントロに繋ごうと思った時、ハプニング発生。

希花さんがハープをマイクロフォンに当ててしまったら、これがとてつもない轟音として響いたわけだ。最高の音づくりをしているだけに、それはそれは素晴らしい爆音が響いた。

いつもよりしっかりマイクロフォンが近くに立っているし目測を誤ったのだろう。

しかし、それも少しは話のネタにして次のセットRitual とBlack Pat’sへ。

続くホーンパイプはThe Stage / AcrobatそのままリールでBoys of Ballysadare

そして、バンジョーを持ってHome Sweet Homeなどいくつか弾いてから最近よくやっているCold Frosty Morning / Clinch Mt. Backstepなど、オールドタイムの有名なチューンだ。

素晴らしい音なのでここでひとつWoman of Irelandをギター・ソロで。その後、イアンとシルビアでヒットしたFour Strong Windsを歌い、Farley Bridgeで1セット目終了。

2部はFusco / She is Sweetest…のセットからスタート。野ばらと鳩を季節がら唄って、コンサルティーナの綺麗なスローワルツ。唯一僕らがタイトルを知らずに演奏している曲だ。

続いてMaple Tree / Reel Beatriceのセット。今度はハープ&バンジョーでドック・ワトソンの名曲Red Rocking ChairからAngeline The Bakerそして雰囲気をガラリと変えて、Leaving Britany / Horizontoの強烈なセット。ここでもうひとつ季節がらの名曲。スローエアーでEaster Snowを。

最後にCovering Ground / Golden Stud / Fox Hunterで終わり。

アンコールはJerry HollandのLonesome EyesからCalliope House / Fairy Dance / The Devil and The Dirkのこれまた強烈なスコティシュ・チューンで打ち上げに突入。

タムちゃん飲む…また飲む。こちらもつられて飲む。希花さんもつられて飲む。みんなで楽しいひと時。実のある話やたわいもない話などで3時間以上も経過してしまった。

タムちゃん、奥さん、そしてお手伝いに来てくれた佐藤さん、有難う。そして足を運んでいただいた皆さん、遠くまでありがとう。

僕らもタムちゃんの「いい音」「心にしみる音」に助けられ、みなさんのいい笑顔に助けられて、いい演奏ができたような気がします。

2017年1月14日大泉&15日北越谷

先ず大泉町の久保田さんの所。今日からうんと寒くなるらしい。奥さんの典子さんもマスク姿で寒い中を出迎えてくれた。

ここも、もう何回目になるだろう。いつもいつも楽しいひと時を過ごすことが出来る。

それに美味しい物。

あんまりお世話になるので、今回は大変な打ち上げは無しにして典子さんに少しはゆっくりしていただくことにした。

僕らは楽器を置かせていただいた後、近所のブラジルマーケットでサンドウィッチを食べてスペース結に戻った。

もうお客さんを迎え入れる準備は万端だ。久保田さんもいつもながらニコニコして出迎えてくれる。

外はあまりに寒いのでみなさんにも少し早い目に入ってもらうことにした。

アコースティックだし、もう慣れた場所なので僕らにも余裕がある。

1部はO’Carolan’s Cupからスタート。今回も昨年のバースデイ・コンサート同様、歌を沢山歌った。

珍しいところではCalicoのCovering Ground からStockton’s WingのGolden StudそしてReconciliationのセット。

2部ではバンジョーも登場。お気に入りのWildwoodのバンジョーだ。ハープのソロもこの場所では格別にいい響きだ。

アンコールではリクエストがあった。その方は偶然2日前にスペース結のサイトを見て僕らが来ることを知り、足利からすっ飛んで来てくれたそうだ。

曲はアルバムThroughThe WoodからCrunkin’ Outのセット。

希花さんはこんな久しぶりの難曲、北極でもなんなくこなす。それが強いところだ。

終了後、やっぱり典子さんが美味しいカレーを作ってくれてあったので、少しだけと思い、いただいたのだが、あまりに美味しかったのでおかわりしてしまった。

いつもながらの久保田夫妻のおもてなしに感謝。そして寒い中いろんなところから聴きに来ていただいた方々に感謝です。

どうも有難う。

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15日は北越谷おーるどタイム。いつもの椋野さんのお店だ。しかし、この日椋野さんが風邪でダウン。急遽奥さんがお店を切り盛りすることになった。

そして、この日は地元のハンマーダルシマー奏者である高橋康夫さんをゲストに迎えてのコンサートだ。椋野さんとの演奏も楽しみにしていたのだが、それはまたの機会、と言うことにして。

高橋さんは長年、日本に於けるハンマーダルシマーの草分けとして認識していたが、音楽を合わせるのは今回初めて。

自身のバンド「フェアリー ドクター」での活動はもう20数年にも及ぶ。

いつか一緒に演奏したいと思っていたが、なかなか機会もなく、そしてどこまでも控えめな人なので、今回無理を言ってやっと実現したわけだ。

僕らにとってハンマーダルシマーとの共演は初めて。僕自身は93年~95年くらいまでカリフォルニアの著名な奏者であるロビン・ピトリーとバンドを組んでいた経験があるが、もうずっと前のことだ。

今回高橋さんのおかげで改めてこの楽器の魅力に触れることが出来た。そしてアコンパニストとしての合わせ方も勉強になった。

誰が聴いても美しい音色だと思うだろうし、誰から見ても変わった演奏スタイルの独特な楽器だ。この楽器の特性を生かし、その世界に溶け込んでいくのは容易なことではない。

1部は僕と希花で30分ほど演奏。

休憩の間にこの楽器の一大イベントであるチューニングをしてもらう。90本ほどの弦がある。途中でチャチャを入れるわけにもいかない。

何をどんなに食べても太らない、という高橋さん。このチューニングのせいもあるかもしれない。

それはさておき、まずPlanxty Irwin / Planxty Fanny Powerでスタート。そして次はテンポを上げてWhiskey Before Breakfast / Ragtime Annie 本当は椋野さんのフィドルを交えてのはずだったがまた次回。

高橋さんのマンドリン演奏で「ブレットンダンス」これはロビンから教わった曲で僕と省悟の演奏から彼が学んだものだ。

次は軽くKilnamonaとGypsy Princessのバーンダンスセット。そして、ハンマーダルシマーをバックに「川のほとり」を唄わせていただいた。

次は、これも椋野さんにフィドルを弾いて頂こうと思っていたBanish Misfortune / Merrily Kissed The Quaker のジグ/スライドセット。

最後に「谷間の虹」を僕らなりのアレンジで。演奏の合間にいつ、どうしてこんな変わった楽器を始めようと思ったのか、などのお話もいろいろ聞くことができた。

今回3人で演奏してみて是非またこういう機会を持ちたくなった。アンコールでは急遽シーベッグ・シーモアを演奏することにしたが、これも急遽、それだけだと当たり前すぎるからInisheerから行こう、と試みた。

即座に応えてくれるのも長年の経験からだろうか、とても綺麗な心温まる音を響かせてくれた。

高橋さんを見ていると、長年、謙虚にこの楽器に接し、そして様々な音楽に触れてきた人だということが良く分かる。

次は元気いっぱいの椋野さんも交えて、僕らももっともっと沢山の曲を演奏したいものだ。

椋野さんの奥様、玲子さん、お疲れ様でした。そして高橋さんの奥様、直美さん、娘さんの楓さんも。そして足を運んでいただいた全てのみなさん、どうも有難うございました。

15995024_1080118062116810_6925390305794215987_o撮影:高見恵子

 

2016年 12月30日 京都 都雅都雅

一年ぶりのバースデー・コンサート、って、当たり前か。

京都に向かうも新幹線の混みようはこの時期ならではのものだろう。同行したキアラン君もびっくりしている様子。

今回はゲストにいつもの内藤希花とキアラン・サマーズ、ということで音楽会を行う。

先ず、一部は僕と希花でスタート。

O’Carolan’s Cupから「今風の中」省悟とのデュエットを想像して70年代の終わりころ、イージーライダーの映画からヒントを得たメロディに自分たちの日々を詞に乗せたものだ。

あまり余計なことは喋らずに次の曲、と思うがついついまた喋ってしまう。でもなんとか最小限に抑えてPlanxty Fanny Powerから希花さんのオリジナル・ジグ。

続いてトム・パクストン1964年の作品I Can’t Help But Wonder Where I’m Boundに省悟が歌詞をつけた「心の旅」からBare Island / Maudabawn Chapel / Hunter’s Houseの僕たちが始めた7年くらい前によくやっていたセット。

そして、予定外でMay Morning Dewのギターソロ。 せっかく音響のまるちゃんがいい音を創ってくれているので、これをやった。

次は、最近お気に入りの曲Battle of Kiliecrankieからこれも省悟とのデュエットを考えて作った「力を合わせて」Battle…はほとんどPlanxty Daviesだが、僕らはその原曲に当たる1600年代に書かれたバージョンで演奏している。

休憩の前にJohnny Cunninghamの書いたLeaving BritanyからBlowzabellaのPaul Jamesの書いた Horizontoのセット。Blowzabellaはもう30年近く前から聴いている大好きなバンドだ。

こんな風にして一部は自分で作った歌、省悟との関連ソングと希花との演奏でまとめてみた。

2部はいよいよキアラン君の登場。

Willie Coleman / John Brady’sのやり慣れたジグ・セットでスタート。音響のまるちゃんも初めて聴くトリオなのに絶妙なバランスを創りだしてくれる。

Tin Whistleのソロもあって、さて今回キアラン君には歌も歌ってもらった。僕らも大好きな曲Lakes of Ponchartrainだ。さすがに外人という感じの歌い方だ。当たり前か。

彼は歌うことも好きなのだが、あまり人前でソロを取ることはないようなので、緊張していることがよくわかって面白かったが、とてもいい歌を聴かせてくれた。

リールのセットはMayor Harrison’s Fedora / Boys of Hilltop / Reconciliation最後の曲は数日前に日本の総理大臣が真珠湾でPower of Reconciliationと言ったので「あ、これやろう」と軽く考えた。特に政治的にどうということではない。

キアラン君にはもう一曲唄ってもらっても良かったのだが、Lakes…があまりにも良かったのでこれだけにしてもらった。そのほうが効果的だと思ったわけだ。

フルートで大好きなエアーEaster Snowもやってもらった。

キアラン君には少し休んでもらって後半に突入。

ここでナターシャー時代の曲「青春の唄」からAnna Foxeへ。

そしてこれまた最近お気に入りのBrowzabellaの昔のメンバーJon Swayneが書いた素晴らしいMazurkaでMaple TreeそこにReel Beatriceを付けてみた。

最後として「今、僕らはどんな歌を唄えるのだろう」で始まる「今またヒーローが」を歌ったが、この歌も長い間唄っていて(たまにだけど)歌詞がいろいろ変わってきたが、今の歌詞でしばらくは行こうかなと思っている。

この歌にDuncan Chisholmの書いたFarley Bridgeを合わせた。それで一応終わり。

今回は自分の作詞作曲のものを一部の最初と2部の最後にもってきてみたわけだ。

アンコールには「青春の光と影」これをフィドル&ギターで演奏してからキアラン君を呼んでジグ~リールのセット。

誕生日のケーキやらプレゼントをいただいてバースデー・コンサートらしい演出もしてもらった。

いつもながら、何十年来の友人たちがいろいろと考えてくれて本当に嬉しいことだ。みんなには感謝しても感謝しても足りないくらいに感謝している。

こんな忙しい時にも関わらず必ず集まってくれる仲間たち。そして必ずとはいかなくても時間をつくってくれる人達。

初めての方も数人いたようだった。本当にありがとうございました。

でもひょっとして28日とか29日より、そして31日よりは少しましかも…。

これを書いている間にも一年が終わりました。

都雅都雅のスタッフの皆さん、そして集まっていただいた全ての皆さんに感謝いたします。

2016年 12月18日 愛知県 半田市

急遽ではあったが、ほがらか企画の山本憲司さんにお願いして「ハルニレ」というお店に行かせていただくことになった。

前日の伊吹から武ちゃんが僕らを半田市まで案内してくれる。

途中、少し時間があったので「美味しい魚を食べましょう」といつもの武ちゃんらしく連れて行ってくれたところがこれまた素晴らしく、刺身にされた魚が動いていた。

希花さんがぴゃーぴゃー言いながら、それでも見ないようにして食べていたが、それはそれは絶品だった。

お魚さん、ありがとう。

さて、ほがらか企画お薦めのお店「ハルニレ」ここも明るい雰囲気満載の素敵な場所だ。

日本各地にある素敵なお店のひとつ「ハルニレ」にも是非チャンスがあったら訪れてみるといい。

今日は大きな目的が、山本さんと一緒に歌うこと。このコンサートのメインテーマだ。

音響を担当しながらの大役を彼は見事に果たしてくれたと思う。

山本さん、想い出一杯の「街」彼の心臓の鼓動が聞こえてきそうな熱唱であった。

そして「めぐりあい」もいい感じだった。

本当はこの2曲で終わろうかと思っていたが、リハーサルで彼の歌に込める愛情がひしひしと伝わってきたので、アンコールも一緒にやろうよ、と誘ってみた。

眼をまん丸くして嬉しそうに驚く山本さん。

最後はParting Glassから彼を呼び込んで「青春の唄」これで決まり。

みんなの笑顔が素晴らしかった。

太田さんとお店のスタッフの方々、心から感謝します。

加藤さん、大橋さん、山口さん、佐伯さん、大岩さん、多分、他にもお手伝いしていただいた方が大勢いらっしゃるかもしれません。みなさん有難う。

山本さんの「街」に関する想い出の張本人になるのだろうか、奥さんと90歳になられるという元気なお母さんも有難うございました。

またお会いしたいです。

足を運んでいただいた全ての方に感謝します。

山本さん、いつまでも明るく元気に歌い続けてください。本当にありがとう。