6月23日、アブダビ空港。どこもかしこも全く見当のつかない文字が並んでいる。
素朴な疑問。この国で言う「達筆」と、そうでない人の違いはあるのだろうか?だとしたら是非それを見てみたいものだ。僕らでも見て分かるのだろうか。
希花さんも同じ事を考えていたと言うから、日本人の多くは考える事なんだろう。
外はかなり暑いようだが、その分空港内は結構寒い。見るからにインド系やアラブ系の人が多い。そして、その多くは頭からすっぽり毛布をかぶって休んでいる。
やっぱり寒さには弱いのかも。
長い待ち時間を経てダブリンに着いた。長い待ち時間とは言っても、見るもの聞くものが全て珍しく、あまり退屈しなかったことは幸いである。
ダブリンは例によって「晴れ」どうやら先ほどまで雨模様だったようだ。
ここで友人のジョンと会うことになっている。
彼はダブリン生まれのオーストラリア人で、アコーディオン奏者だ。本職はいろんな会社を立ち上げてきたバリバリのエリート・ビジネスマン。
彼のいとこでオールドタイムのバンジョー弾き、ビルと一緒にホース岬のシーフードレストランで食事。
バンジョー談義、そしてアイリッシュ・ミュージック談義に大いに花が咲き、初日が過ぎて行く。10時にもなるのに、日本の夕方くらい。
これじゃみんな今から飲みにいくなぁ。だが、彼らもある程度の歳だし、ほとんど普段から飲まない、というので疲れている我々としてはラッキーだった。
たいした時差ぼけも無く、ゴルウェイに向かう。
きっと11時くらいまで彼らと食事や話に夢中になったことが良かったんだろう。でなければ、着いたとたんにバタン。気がついたら夜。今度は寝ようと思っても眠れない。という悪循環になったのだろう。
そうそう。ダブリンを出るときには、空が厚い雲で覆われていたし、途中、かなり激しい雨がバスの窓を叩いていた。
しかし、ゴルウェイに着くと、これまた快晴。先ずは上々。気温は12〜3℃くらいだろうか。
とりあえず、ここでしばらくゆっくりする。